姿勢異常には、背骨や下肢の関節、さらには脳や脊髄などの神経系の異常など、さまざまな原因が考えられます。
高齢者に多い原因は、骨粗鬆症で強度が低下したときに背骨がちょっとした外力で骨折を起こす骨粗鬆症性椎体骨折や、加齢による変化で脊椎が曲がる腰椎変性後側弯症です。
高齢者で腰が曲がっていると、腰痛の原因になったり、体のバランスが崩れて日常の生活動作に支障をきたしたりします。
成長期にある若者の姿勢異常は、脊椎や下肢に疾患があり、成長に伴い悪化する可能性もあるので、専門医の診断が必要です。
軽症の場合はコルセットなどの装具や杖の使用などが治療の一歩です。
保存的な治療で改善せず、生活に支障をきたす場合は、専門医の診断治療が必要です。