CRPS(複合性局所疼痛症候群)とは、ケガや手術、病気などがきっかけとなり、予想外の強い痛みや手足の機能低下などを生じる病気です。長く続くのが特徴です。

比較的まれな病気で、現在、原因や病態については、はっきりしたことがわかっていません。

問診や臨床症状でほぼ診断はつきます。必要に応じて、X線検査、CT/MRIなどが行われます。

治療は、鎮痛薬などの薬物やリハビリテーションが中心です。定期的に通院しましょう。それでも改善しない場合は、痛みの領域に麻酔注射をする神経ブロックや手術などを行うこともあります。

痛みのために、気分が落ち込んだり、悲観的になったり、うつ状態になったりすることもあります。この場合は心療内科や精神科を受診します。

普段の生活で気をつけてほしいこと
  • 痛みのある部位は、できる範囲で動かすように努めましょう。
S