歩容異常とは文字通り歩き方の異常です。

原因として、足の筋肉・骨・関節・靭帯などの異常、脊椎・脊髄、脳・背骨の中の神経の異常、平衡感覚など機能の異常、その他、心理的な要因が挙げられます。それらが複数関与していることもあります。

治療には、運動療法、装具療法などがあります。疾患の診断と治療の経過をみながら、必要に応じて治療を行います。ただし、治療を行っても歩容の改善がない場合もあります。

装具の装着は医師の指示に従いましょう。装具によって歩きにくくなるときは医師に相談しましょう。

装具によるあたり傷は、装着を中止して速やかに受診しましょう。

経過を見て、新たに症状が出現したり、歩容の改善がなく進行したりする場合には、再受診しましょう。

普段の生活で気をつけてほしいこと
  • 転倒に注意しましょう。
  • 家庭でも、歩行時に注意すべきことを意識しながら、運動療法を行いましょう。