検査を進めても、その原因がわからない発熱状態を不明熱といいます。

小児の場合は感染症による発熱が多く見られます。ついで、膠原病や自己免疫疾患が多いとされます。血液・悪性疾患の場合も約10%見られます。

最終診断が見つかる前に自然に熱が下がり、結局原因が特定できない場合も約20%あります。

血液検査で原因疾患がすべて診断できるわけではないので、繰り返し検査が必要になることもあります。

腋の下で体温を測るときは、腋の下の汗を十分に拭ってから測定しましょう。体が温まりすぎたり冷えすぎたりした状態で測定しないでください。

熱が上がってきたときに、痛みや腫れなどの症状を伴うときは、すぐに受診しましょう。

原因がはっきりしたら、原因に応じた治療をします。