女性は閉経を迎えると脂質異常症の発症頻度が男性よりも高くなります。

これは、閉経前は、女性ホルモンのエストロゲンが脂質の代謝によい影響を与えていたものの、閉経により女性ホルモンが減少し、脂質の代謝が悪くなったためとされます。

脂質異常症の改善目的は、動脈硬化、心筋梗塞、脳卒中などの生活習慣病の予防にあります。

定期的に脂質値を測定しましょう。

喫煙、高血圧症、糖尿病などを合併している場合はリスクも高まるので、基礎疾患と一緒に脂質異常症も治療する必要があります。

多くの場合は食生活を見直し、適度な運動をすることで改善できます。しかし、生活習慣の見直しで改善されないときは薬物療法が必要になります。