延髄という、脳の中でも重要な神経が多数存在する場所の外側を流れる血管が閉塞して脳梗塞を発症しています。
症状としては、めまい、物の飲み込みにくさ、脳梗塞になっている側の顔面の温痛覚障害(温度や痛みが分かりにくい)、手足のバランスの障害(手足の動きをうまくコントロールできない)、脳梗塞になっている側とは反対側の首から下の温痛覚障害などがあります。
脳梗塞の広がりや閉塞している血管の変化を慎重に観察する必要があるため頭部MRIを行います。
血管の状態に大きな変化がある場合は、カテーテルという細い管を使用した血管造影検査というより詳しい検査をする場合もあります。
脳梗塞の原因を調べるために血液検査、心エコーや心電図も行います。
【注意事項】
重度の飲み込みにくさが残存することがあり、長期的なリハビリが必要になる場合があります。
めまいやバランスの障害により転倒のリスクも上がります。