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浮腫の鑑別のアルゴリズム
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浮腫を鑑別していくためには、まず両側性浮腫か片側性浮腫化を考え、これらに静脈圧の上昇が疑われるかを観察する。静脈圧の上昇の有無は、両側性浮腫の場合にはJVPの上昇などから循環血液量の増加の有無を調べ、片側性浮腫の場合は局所の静脈の拡張・側副血管・静脈うっ滞による皮膚の変化から考慮する。さらに、圧痕性浮腫(pitting edema)か非圧痕性浮腫(non-pitting edema)の診察を加えて疾患を絞り込んでいく作業が必要となる。疾患を絞り込み、その鑑別に合わせた画像検査および採血検査が必要となる。
*この浮腫鑑別のアルゴリズムは、ある程度全身状態が落ち着いた患者で使用されるべきであり、急性心不全やアナフィラキシー(血管性浮腫の重症型)では使用すべきではない。

出典

img 1:  著者提供