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新基準使用時のRA鑑別疾患難易度別リスト
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  1. 新基準は除外診断を前提としているため、まず他疾患を除外する必要がある。疾患の頻度と新基準の満たしやすさを群分けしたものが“新基準使用時のRA鑑別疾患難易度別リスト”である。
  1. ウイルス性疾患に伴う関節炎は主に急性の多発関節炎の場合に最も重要な鑑別である。パルボウイルスB19、風疹ウイルスの他にB型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス、HIVウイルスなどが鑑別に挙がる。
  1. 全身性結合織病(膠原病)の部分症状としての関節炎は高頻度である。関節腫脹は乏しい、X線で骨びらんを認めない、抗核抗体陽性などが鑑別の参考になるが、時に合併するJaccoud関節症では著しい変形を起こすものもある。
  1. リウマチ性多発筋痛症は時に末梢関節炎を合併することがあり、高齢者でRF/抗CCP抗体陰性の場合は鑑別が困難である。薬物治療の反応性と経過から判断する。
  1. 乾癬性関節炎は多発関節炎型の場合には関節症状はリウマチと区別できないこともある。皮疹は好発部位(臀部、膝蓋、肘頭、髪際部)を念入りに探してはじめて見つかる場合がある。

出典

img 1:  日本リウマチ学会(新基準使用時のRA鑑別疾患難易度別リスト)