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悪性黒色腫 播種・直接浸潤による上顎部びらん(a)と左頬粘膜部の色素斑(b)
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病 歴:70代男性、30年前より歯肉部の色素斑を自覚。10年前より上口唇を越えて拡大するも放置。3年前に近医歯科口腔外科にて生検を実施されて確定診断。
診 察:上顎歯肉下の腫瘤(自壊あり)と左頬粘膜に不整で境界不明瞭な黒色斑を認めた。
診断のためのテストとその結果:診察所見、生検結果より診断。全身状態に大きな異常なく、遠隔転移も認めていない。
治 療:手術範囲が広範囲に及ぶ点から切除希望はなく、ダカルバジン(DAV)-feron療法3クール、ホウ素中性子補足療法を実施。
転 帰:加療により一過性に腫瘍の縮小を認めたが根治には至らず、再度拡大傾向を認めた。徐々に食事摂取が困難になっている。

出典

img 1:  著者提供