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伝染性軟属腫治療アルゴリズム

かつて「水いぼ論争」とも呼ばれた、水いぼをとる?とらない?という二者択一的な選択は、両陣営の長所短所の検討によりいったんは終止符を打った感がある。筆者は以前より二者択一ではないという説を唱えているので紹介したい。自覚症状があれば治療、なければ保湿のみという単純なアルゴリズムである。
出典
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1: 著者提供

伝染性軟属腫と周囲の湿疹病変(アトピー性皮膚炎合併例)

病歴:5歳女児。1カ月前から殿部に丘疹出現。放置したところ1週間前より側頚部に丘疹が多発。
診察:前頚部、後頚部、左右の肩に光沢のある丘疹を多数認める。
診断のためのテストとその結果:トラコーマ鑷子にて1個を摘除したところ、乳白色の粥状物質を排出した。
治療:すべて鑷子で摘除した。周囲の湿疹病変を保湿剤とステロイド外用薬で治療した。
転帰:2週間後、新生した丘疹を再度摘除したところ、以後再発を認めない。
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1: 著者提供

ランゲルハンス細胞組織球症

病歴:6カ月女児
診察:頭皮を含むほぼ全身に丘疹を認める。伝染性軟属腫に比べ、中心臍窩がはっきりしない。
診断のためのテストとその結果: 皮膚生検にて表皮および真皮浅層に腫瘍細胞巣を確認。
治療:化学療法を開始。
転帰:治療によく反応し皮疹は消退。
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1: 著者提供

若年性黄色肉芽腫

病歴:10カ月男児。
診察:顔面の皮疹で始まり、次第に体幹、四肢に広がった。無治療で自然消退した。
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1: 著者提供

光沢苔癬

病歴:10歳男児。
診察:体幹前後面の表面光沢のある丘疹が多発。伝染性軟属腫に比べ、中心臍窩がはっきりしない。
診断のためのテストとその結果:ピンセットにより圧しても乳白色の粥状物質の排出がない。
転帰:数カ月~数年で自然治癒する。瘙痒を伴う場合にはステロイド外用薬を用いる。
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1: 写真提供:慶応義塾大学医学部皮膚科学 種瀬啓士博士の御厚意による。

摘除前のペンレス貼付の際に患者家族にお渡しする資材

診療時間は保護者がきづきやすいように記載しておく。
不測の出来事で遅れることがあるので電話番号も書いておく。
診療時間も電話番号も診察券に記載があっても、ペンレスの治療についてこの1枚ですべてわかるようにしておく。
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1: 著者提供

伝染性軟属腫(腹部)

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トラコーマ鑷子

トラコーマ鑷子(上)と、眼科用鑷子(下)
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1: 著者提供

眼鏡補助器具

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1: 株式会社エッシェンバッハ光学ジャパンHP http://www.eschenbach-optik.co.jp/

伝染性軟属腫治療アルゴリズム

かつて「水いぼ論争」とも呼ばれた、水いぼをとる?とらない?という二者択一的な選択は、両陣営の長所短所の検討によりいったんは終止符を打った感がある。筆者は以前より二者択一ではないという説を唱えているので紹介したい。自覚症状があれば治療、なければ保湿のみという単純なアルゴリズムである。
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1: 著者提供

伝染性軟属腫と周囲の湿疹病変(アトピー性皮膚炎合併例)

病歴:5歳女児。1カ月前から殿部に丘疹出現。放置したところ1週間前より側頚部に丘疹が多発。
診察:前頚部、後頚部、左右の肩に光沢のある丘疹を多数認める。
診断のためのテストとその結果:トラコーマ鑷子にて1個を摘除したところ、乳白色の粥状物質を排出した。
治療:すべて鑷子で摘除した。周囲の湿疹病変を保湿剤とステロイド外用薬で治療した。
転帰:2週間後、新生した丘疹を再度摘除したところ、以後再発を認めない。
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1: 著者提供