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原発性皮膚未分化大細胞リンパ腫
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ケースの説明
病歴:80歳代男性、初診4カ月前より増大・増加する右顔面と側頭部の紅色腫瘤を主訴とする。
診察:右頬部および右側頭部に固く触れる紅色結節ないしは腫瘤がみられる。
診断のためのテストとその結果:診察所見、病理所見から診断。採血検査で末梢血に異常リンパ球はみられずLDH 169IU/L(120~240)は正常範囲内、可溶性IL-2レセプターが720U/mL(190~650)と上昇。HTLV-1抗体陰性。全身造影CTとPETでは皮膚以外の病変を認めなかった。
治療:腫瘤に電子線照射(40Gy)を施行した。
転帰:腫瘤は平坦化したが、照射部の外側で局所再発を繰り返している。初期治療から2年以上経過したがリンパ節や臓器への浸潤はみられない。
コメント:診断時にリンパ節など皮膚外病変があれば全身性の未分化大細胞リンパ腫と診断する。
下記写真 右頬部と右側頭部に紅色結節と腫瘤を認める。

出典

img 1:  著者提供