(1、2)頭を動かさずに眼前50cmの左右上下30°の視標を交互に注視。
(3、4) 片手を伸ばしたまま目の高さに挙げ、左右上下に30°ゆっくり動かし、指先を眼で追う。
(5、6、7) 頭を左右回旋、左右傾斜、前後へ傾ける。
(8、9) 臥位、坐位、立位の体位変換
(10、11) 閉眼・開脚30秒直立、続いて、閉眼、閉脚で同様に実施。
(12 ) 両手を前方へ挙上し、閉眼で50歩足踏み。
(14 ) 閉眼、マン姿勢で30秒直立。
(15) 開眼で10m直線を継ぎ足歩行、閉眼で同様に実施。
開眼で10m直線歩行、続いて閉眼で同様に実施。
(16) 開眼で15秒の単脚直立、閉眼で同様に実施。
(17) 階段の昇り降り
(18) 平均台の歩行
以上を1回30分、1日3回を目標に、毎日実施する。
容易にできるものは省略し、運動の疲労は、少しの休息で回復する程度とし、疲労、不快感が強ければ運動時間、回数を少なくする。HSV-1のDNAは前庭神経核以外に迷路からも同定されているため、前庭神経炎の病変は迷路内にまで拡大する可能性がある。
- ヒトの前庭神経節および膝神経節において60%以上の頻度でHSV-1のDNA が同定されたとの報告もあり、HSV-1感染が最も有力視されている原因の一つである。
- 前庭神経の機能回復にステロイドホルモンの投与は有効であったが、抗ウイルス剤の投与効果は示されていない。