注)改善が認められない場合や、いずれにも該当しない場合などは専門医療施設に紹介する。改善後も咳嗽が残存する場合は、他疾患の合併も考慮する。
※1 喀痰ありとは:少量の粘液性喀痰を伴う場合を除き、喀痰を喀出するための咳嗽、あるいは咳をするたびに痰が出る場合。
※2 まずエリスロミシンを使用し、有効性が得られない場合や副作用が出現した場合は、他の14・15員環マクロライド系抗菌薬を考慮する。『「クラリスロマイシン【内服薬】」を「好中球性炎症性気道疾患」に対して処方した場合、当該使用事例を審査上認める』とされている(2011年9月28日厚生労働省保険局医療課)。
※3 プロトンポンプ阻害薬(PPI)の効果がない場合の薬剤選択は:標準量のPPI投与で効果がない場合、PPI倍量投与や分2投与、ヒスタミンH2受容体拮抗薬、消化管運動機能改善薬の追加投与を考慮する。