Cryptococcus neoformans
気管支肺胞洗浄液・墨汁染色
墨汁染色・インディアインク染色で、菌体周囲の莢膜が白く抜け特徴的なhaloを認める。
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Cryptococcus neoformans
培養コロニー
a:白~クリーム色、滑らかで光沢のあるコロニーを形成する。
b:グラム染色では、球形~卵円状で、発芽を伴う酵母様真菌の形態を呈する。
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クリプトコッカス肺炎 胸部レントゲン像
胸部レントゲン像は多彩な像をとりえるが、普通の浸潤影の場合は、細菌性肺炎の陰影との区別はできない。
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クリプトコッカス肺炎 胸部CT
クリプトコッカス肺炎の胸部CT像。このケースでは右下葉の浸潤影+腫瘤影+胸水貯留を認める。クリプトコッカス肺炎にのみ特異的な画像所見というものはないため、画像所見だけで診断することは困難である。
a:単純CT縦隔条件
b:単純CT肺野条件
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クリプトコッカス肺炎 胸部CT
胸部CT:肺クリプトコッカス症の左肺下葉の結節状病変。クリプトコッカス髄膜炎症例の胸部画像スクリーニングにより発見したもの。
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クリプトコッカス肺炎の診断および治療方針確定までのプロセス
クリプトコッカス肺炎を最初から想起して鑑別診断に挙げることは難しい。通常は難治性肺炎や肺結核類似症の診療を契機に診断することになる。
細胞性免疫不全や鳥類濃厚曝露がなくてもクリプトコッカス肺炎は除外できない。肺・下気道由来の検体の病理、微生物学的検索が診断のスタンダードである。血清クリプトコッカス抗原は特異度が高く、診断の絞り込みと進展度の評価に有用である。
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