胃体上部大弯にアニサキス虫体が刺入した症例の内視鏡写真
胃体部大彎にアニサキス虫体の刺入を認める。刺入部は出血性びらんを呈し、皺壁は浮腫状に腫大している。
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胃体上部大弯にアニサキス虫体が刺入した症例の胃前庭部の内視鏡写真
胃前庭部に虫体は存在しないが、多発性びらん、粘膜浮腫を認める。
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胃体上部大弯にアニサキス虫体が刺入した症例の十二指腸の内視鏡写真
十二指腸に虫体は存在しないが、多発性びらんや浅い潰瘍を認める。
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胃噴門部にアニサキス虫体が刺入した症例の胃前庭部内視鏡写真
胃前庭部大弯後壁寄りになだらかな立ち上がりの隆起性病変を認める。いわゆるvanishing tumorであり、1週間後の内視鏡検査時には消失した。アレルギー性の肉芽種性変化といわれている。
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食道胃接合部にアニサキス虫体が刺入した症例
心筋梗塞様の胸痛を来して来院した。心電図による虚血性心疾患の鑑別が必要となった。
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胃アニサキス発症・診断のアルゴリズム
胃アニサキス症はluminal typeまたは緩和型、invasive typeまたは激症型に病型分類される。一般に後者は即時型過敏反応による消化管の攣縮を伴うもので、予めアニサキス抗原で感作されている再感染の場合が多い。初感染では無症状で、内視鏡所見に乏しいことも少なくない。
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