大腸癌のステージ分類
大腸癌取扱い規約によるステージ分類は、深達度とリンパ節転移、遠隔転移の状況で決まり、これら3要素を組み合わせて0、Ⅰ、Ⅱ、ⅢA、ⅢB、Ⅳの11段階に分類される。
大腸癌の肝転移、腹膜転移、肝・腹膜以外への遠隔転移:表[ID0605]
大腸癌の病期分類:表[ID0606]
TX:壁深達度の評価ができない。
T0:癌を認めない。
Tis :癌が粘膜内(M)にとどまり、粘膜下層(SM)に及んでいない。
T1:癌が粘膜下層(SM)までにとどまり、固有筋層(MP)に及んでいない。
T1a:癌が粘膜下層(SM)までにとどまり、浸潤距離が1,000μm未満である。
T1b:癌が粘膜下層(SM)までにとどまり、浸潤距離が1,000μm以上であるが固有筋層(MP)に及んでいない。
T2:癌が固有筋層(MP)まで浸潤し、これを超えていない。
T3:癌が固有筋層を超えて浸潤している。
漿膜を有する部位では、癌が漿膜下層(SS)までにとどまる。
漿膜を有しない部位では、癌が外膜(A)までにとどまる。
T4:癌が漿膜表面に接しているかまたは露出(SE)、あるいは直接他臓器に浸潤している(SI/AI)。
T4a:癌が漿膜表面に接しているか、またはこれを破って腹腔に露出している(SE)。
T4b:癌が直接他臓器に浸潤している(SI/AI)。
出典
1:
大腸癌研究会編:大腸癌取扱い規約(第9版). P19 表3, 金原出版, 2018.
Stage 0~Ⅲ大腸癌の治療方針
出典
1:
著者提供
切除不能進行・再発大腸癌に対する薬物療法のアルゴリズム
出典
1:
大腸癌研究会編:大腸癌治療ガイドライン医師用2022年版、p36、金原出版、2022.
大腸癌の遠隔転移、肝転移、腹膜転移、肺転移
出典
1:
大腸癌研究会編:大腸癌取扱い規約(第9版), p15. 金原出版, 2018.
大腸癌の病期分類
出典
1:
大腸癌研究会編:大腸癌取扱い規約(第9版).p11. 金原出版, 2018.
2型進行大腸癌
出典
1:
金光幸秀先生ご提供
大腸癌の病理組織型
出典
1:
大腸癌研究会編:大腸癌取扱い規約(第9版), p28-29, 金原出版, 2018.
5FU+LV療法
5FU+LV+アバスチン療法
UFT+LV療法
カペシタビン療法
FOLFIRI療法
FOLFIRI+アバスチン療法
FOLFIRI+アービタックス療法
FOLFIRI+ベクティビックス療法
mFOLFOX6療法
mFOLFOX6+アバスチン療法
mFOLFOX6+ベクティビックス療法
CapOX療法
CapOX+アバスチン療法
内視鏡的摘除後のpT1(SM)癌の治療方針
出典
1:
大腸癌研究会編:大腸癌治療ガイドライン医師用2019年版、p55、金原出版、2019.
Stage 0~Stage Ⅲ大腸癌の手術治療方針
cN(-):臨床的にリンパ節転移が疑われない、cN(+):臨床的にリンパ節転移が疑われる。cは「臨床診断」の意味。
大腸癌の病期分類:表[ID0606]
【根治度の評価】(リンパ節郭清度の程度)
D0:腸管傍リンパ節の郭清が不完全である、D1:腸管傍リンパ節が郭清された、D2:腸管傍リンパ節および中間リンパ節が郭清された、D3:領域リンパ節が郭清された
出典
1:
大腸癌研究会編:大腸癌治療ガイドライン医師用2019年版、p15、金原出版、2019.
Stage Ⅳ大腸癌の治療方針
出典
1:
大腸癌研究会編:大腸癌治療ガイドライン医師用2022年版、p19、金原出版、2022.
再発大腸癌の治療方針
出典
1:
大腸癌研究会編:大腸癌治療ガイドライン医師用2019年版、p21、金原出版、2019.