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男性型多毛症の診断アルゴリズム

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1: 著者提供

Ferriman-Gallwey hirsutism scoring system(多毛スコア)

多毛スコアは口囲、髭部、胸部、腹部、背部、殿部、陰毛、上肢、下肢の9カ所について1~4点で多毛の程度を評価し、その総点が7点以下を正常、8~15点は軽度、16点以上を中等度以上とする。

PCOSに伴う多毛症

ケースの説明
病 歴:30歳代女性、初診の半年前より髭が生えてきた。さらに腹部の毛が濃くなってきたことを自覚した。同時に無月経とニキビの多発を伴った。
診 察:髭部と腹部に軟毛の硬毛化を認める。
診断のためのテストとその結果:問診から月経不順があり、血中テストステロン値が高値であった。婦人科にて超音波検査を行い、多嚢胞性卵巣を検出した。
治 療:多毛については剃毛処理で美容的効果が得られたため、患者は治療を希望しなかった。無月経に対しては、酢酸メドロキシプロゲステロンの周期的投与を行った。
転 帰:月経は正常化した。
写真:初診時 
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クッシング症候群に伴う多毛

ケースの説明
病 歴:30歳代女性、肥満と多毛を主訴に受診した。
診 察:身長150cm、体重73.5kgで、moon face(+)、Buffalo hump(+)、多毛、腹部および両下肢に赤紫色皮膚線条を認めた。
診断のためのテストとその結果:血中ACTHは低下し、血中・尿中コルチゾールは上昇、血中コルチゾールの日内変動は消失していた。さらに、デキサメタゾン抑制試験では血中コルチゾールの抑制は認めなかった。MRIで左副腎に2.3cm大の腫瘍を認め、左副腎腺腫によるクッシング症候群と診断した。
治 療:腹腔鏡下左副腎摘出術を施行した。
転 帰:上記症状は徐々に消失した。
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男性型多毛症の診断アルゴリズム

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Ferriman-Gallwey hirsutism scoring system(多毛スコア)

多毛スコアは口囲、髭部、胸部、腹部、背部、殿部、陰毛、上肢、下肢の9カ所について1~4点で多毛の程度を評価し、その総点が7点以下を正常、8~15点は軽度、16点以上を中等度以上とする。