病 歴:67歳、男性
診 察:体幹・四肢に小豆大までの孤立性で中央にびらんを伴う角化性結節が多数散在。
診断のためのテストとその結果:血液検査では血算、生化学検査では異常がなく、RIST 349IU/ml、RASTでカンジダ2+、ヤケヒョウダニ3+、ハウスダスト3+が認められた。パッチテストなどの皮膚アレルギー検査では特に異常所見は認められなかった。
治 療:ステロイド外用療法に抵抗性で、NB-UVB(ナローバンドUVB)療法にて改善がみられた。
転 帰:NB-UVB療法で軽快するが再発を繰り返す。
a:四肢に孤立性の角化性痒疹丘疹が多数散在。
b:背部に孤立性の角化性痒疹丘疹が多数散在。腰部、肩甲部、側背部は集簇している。