病歴:23歳女性。3年に及ぶ難治性の瘙痒を伴う膿疱。
診察:顔面、四肢に瘙痒を伴う膿疱が局面を形成しながら中心治癒傾向を示していた。
診断のためのテストとその結果:皮膚病理検査により、脂腺・毛包附属器周囲に好酸球の浸潤を伴う炎症所見を得た。
治療:他院にてステロイド外用を受けるも不応であった。その後、好酸球性膿疱性毛包炎疑いにてインドメタシン内服を開始し、皮疹は軽快傾向を示すも腹部の不快感にて休薬中であった。
転帰:当科にて、タクロリムス軟膏を開始したところ、治療前(a、 b)に比して改善傾向を示した(c)。