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帯状疱疹関連痛の治療

帯状疱疹関連痛の治療アルゴリズムについて示す。
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1: 著者提供

躯幹の帯状疱疹

病歴:40歳代男性。初診数日前から右腰部に疼痛が出現、その2日後から疼痛部位に一致して紅斑、水疱が出現してきた。
診察:右Th11-12領域に紅暈を伴う有痛性の小水疱の集簇を認める。
診断のためのテストとその結果:Tzanck試験でウイルス性巨細胞を認めた。
治療:抗ウイルス薬、アセトアミノフェン内服、ワセリン外用にて治療を開始した。
転帰:治療開始1週間で皮疹は痂皮化、疼痛も皮疹の改善とともに改善した。
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Tzanck試験で観察できるウイルス性巨細胞

病変部水疱蓋をスライドグラスに擦過、ギムザ原液で固定、染色後水洗する。顕微鏡下にウイルス性巨細胞が観察できる。
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複発性帯状疱疹

病歴:80歳代男性。胃癌全摘の既往あり。上半身と下半身にほぼ同時に皮疹が出現したため受診。
診察:右Th5,、L1-2領域に紅斑、水疱の出現を認める。汎発疹なし。
診断のためのテストとその結果:Tzanck試験にてウイルス性巨細胞陽性。
治療:複発性帯状疱疹と診断、入院加療とした。
転帰:1週間後に治癒。
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汎発疹を伴った帯状疱疹

病歴:60歳代男性。多発性骨髄腫に対し化学療法を行っていた。初診の7日前から左上肢中心に皮疹が出現、体幹にも広がってきた。
診察:左上肢にやや大きめの水疱が集簇、体幹全体にわたって小水疱が散在している。左手の握力低下も伴っていた。
診断のためのテストとその結果:Tzanck試験にてウイルス性巨細胞陽性、
汎発性帯状疱疹+運動神経麻痺と診断した。
治療:入院し、抗ウイルス薬の点滴を行った。
転帰:左手の握力低下も時間とともに改善してきた。
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血疱を伴う殿部の帯状疱疹

病歴:60歳代男性。特発性血小板減少性紫斑病。右先負に疼痛が出現し、その後水疱、排尿障害が出現した。
診察:右S4領域に血疱の集簇を認める。
診断のためのテストとその結果:Tzanck試験にてウイルス性巨細胞陽性、real-time PCR法にて髄液、尿、血清中にVZVDNAが認められた。
治療:入院し抗ウイルス薬点滴とメチルプレドニゾロンパルス療法の併用を行った。
転帰:排尿障害は数日で改善、皮疹も治癒した。
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眼合併症を伴った帯状疱疹

病歴:20歳代男性。数日前から顔面の皮疹が出現したため受診。
診察:左三叉神経第1枝領域に紅斑、水疱を認める。鼻尖、鼻背部にも皮疹あり(Huchinson徴候)。
診断のためのテストとその結果:眼科に紹介したところ、ヘルペス性角膜炎の合併が認められた。
治療:抗ウイルス薬内服および点眼にて治療した。
転帰:皮膚病変、眼病変ともに治癒した。
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Hunt症候群

病歴:50歳代男性。右耳介の皮疹出現後、顔が動きにくくなり耳鼻科受診(a)。
診察:右耳介に水疱集簇(b)、右顔面に麻痺を認める。
治療:Hunt症候群と診断し、抗ウイルス薬の点滴とメチルプレドニゾロンパルス療法を施行した。
転帰:皮疹、顔面神経麻痺ともに改善した。
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帯状疱疹の臨床像

周囲に紅暈を伴った有痛性の小水疱が支配神経領域に一致して多発している。
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抗ウイルス薬の使い分け

重症度、合併症からの抗ウイルス薬の選択について示す。
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帯状疱疹関連痛の治療

帯状疱疹関連痛の治療アルゴリズムについて示す。
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躯幹の帯状疱疹

病歴:40歳代男性。初診数日前から右腰部に疼痛が出現、その2日後から疼痛部位に一致して紅斑、水疱が出現してきた。
診察:右Th11-12領域に紅暈を伴う有痛性の小水疱の集簇を認める。
診断のためのテストとその結果:Tzanck試験でウイルス性巨細胞を認めた。
治療:抗ウイルス薬、アセトアミノフェン内服、ワセリン外用にて治療を開始した。
転帰:治療開始1週間で皮疹は痂皮化、疼痛も皮疹の改善とともに改善した。
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