病歴:50歳代女性。爪の痛みを主訴に来院するも、陥入爪とともに爪の白濁も治療を希望した。
診察:爪は全体的に白濁肥厚し、側爪郭には発赤、腫脹、疼痛を認めていた。
診断のためのテストとその結果:顕微鏡検査により、爪から白癬菌を検出した。
その他診察所見病歴から末梢循環障害を認めず、抗凝固薬を投与されておらず治療へのリスクはなかった。
治療:爪の矯正治療に並行し、テルビナフィン125mg/日を24週間内服した。
転帰:陥入爪は1年の矯正で治癒。爪白癬はテルビナフィン内服により6カ月で治癒と判断した。
a:治療前
b:治療終了時