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舌癌

a：びらん、白板型

b：膨隆型（外向型）

c：肉芽型

d：潰瘍型（内向型）

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1: 著者提供

舌癌

潰瘍型　高分化型扁平上皮癌　T4aN2bM0 ステージ4

癌性疼痛、摂食嚥下困難、口腔衛生不良、腫瘍出血

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舌癌　生体染色（ヨード溶液：ヨウ素3％，トルイジンブルー溶液）NBI

びらん、白板型　高分化型扁平上皮癌　T2N0M0 ステージ2

a：右側舌縁部～舌下面のびらん、白板型の高分化型扁平上皮癌

b：ヨード生体染色にて癌化した部位や異形上皮が不染域として浮かびあがる。点状のマークは、病変部（不染域）から10mmの安全域を設定した切除範囲（切除手術時）

c：左側舌癌：小白斑の顆粒状病変（黒矢印）

d：トルイジンブルー生体染色にて癌化した部位が染色域として浮かびあがる。前方3か所のみならず後方（白矢印）も染色され、広範囲の癌であることがわかる

e：内視鏡で見た左側舌縁部のびらん型舌癌

f：NBI【扁平上皮病変に起こる扁平上皮乳頭層の毛細血管であるIPCL（intra-epithelial papillary capillary loop）の変化を利用して病変を検出する画像診断技術】：内視鏡で見たびらん部のIPCL

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舌癌（原発巣）　CT MRI

a：造影CT

b：MRI造影T1強調像

c：MRI造影T1強調冠状断像

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舌癌　頸部リンパ節転移　CT MRI

頸部リンパ節転移（右側上内深頸リンパ節転移）

a：造影CT

b：MRI　T1強調像

c：MRI　造影T1強調像

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舌癌　頸部リンパ節転移　超音波検査

頸部リンパ節転移

a：丸く張りのあるリンパ門が消失したリンパ節

b：豊富な血流シグナルを認められる

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舌癌　核医学検査　腫瘍シンチグラフィ（ガリウム）

術後　右側下顎～頬部再発

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舌癌　核医学検査　骨シンチグラフィ（テクネシウム）

術後　多発骨転移

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1: 著者提供

舌癌　PET-CT

舌癌原発巣と両側頸部リンパ節転移巣にSUVの上昇を認める。

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舌癌　肺転移　胸部X線

術後1年6カ月　両肺野に結節状陰影を認める

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1: 著者提供

舌癌　肺転移　胸部CT

肺転移（胸部X線写真[ID0610]と同一症例）

a：右肺野の転移巣

b：左肺野の転移巣

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1: 著者提供

舌癌（早期）　手術

舌部分切除

a：舌部分切除のイラスト

b：舌部分切除（右側舌癌：T1N0M0）

出典

1: イラスト：日本口腔腫瘍学会口腔癌治療ガイドライン作成ワーキンググループ，日本口腔癌診療ガイドライン策定委員会，日本口腔腫瘍学会・日本口腔外科学会合同委員会編：科学的根拠に基づく口腔癌診療ガイドライン 2009年度版．金原出版，2009．

2: 写真：著者提供

舌癌（進行期）　手術

a：舌半側切除

b：舌亜全摘

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1: イラスト：日本口腔腫瘍学会「口腔がん診療ガイドライン」改定委員会／日本口腔外科学会口腔癌診療ガイドライン策定小委員会編：口腔がん診療ガイドライン 2019年版、P70 図1-4、図1-5 金原出版、2019年

2: 写真：著者提供

舌癌　切除後の再建

a：吸収性縫合補強材

b：皮弁による再建

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1: 著者提供

舌癌　放射線性下顎骨骨髄炎　オルソパントモX線写真

放射線性下顎骨骨髄炎（Linac 70Gy）

下顎骨の右側骨体部に放射線透過像が認められる

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Stage Grouping (UICC)

舌癌の病期分類（stage）

（上咽頭癌を除く他の頭頸部癌の病期分類と同様）

出典

1: 口腔癌診療ガイドライン2019年版　日本口腔腫瘍学会・日本口腔外科学会編　p27, 表1-2, 金原出版, 2019

術後再発高リスク患者に対する術後化学放射線療法

出典

1: 公益社団法人日本臨床腫瘍学会編．頭頸部がん薬物療法ガイダンス第2版．金原出版，2018；32

舌癌の臨床病期と治療

参考文献：国立がん研究センターがん対策情報センター：がんの冊子　舌がん. 2012;8

http://ganjoho.jp/data/public/qa_links/brochure/odjrh3000000ul06-att/114.pdf

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舌癌　原発巣　超音波検査

舌癌原発巣の深達度を計測するのに有用である

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舌癌の好発部位は、舌側縁から舌下面

舌下面に病巣があると、開口しただけではわかりにくい。舌を前方に牽引し、舌が緊張していない状態で視診・触診を行う。ただし、腫瘍の広範囲進展例や舌の疼痛が著しい症例では、舌を前方に牽引できないこともある。

a：開口時

b：舌を前方に牽引すると潰瘍性病変が左側舌下面に認められる

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舌の生体染色（ヨード生体染色）

視診を行った後、生体染色（ヨード溶液：ヨウ素濃度3%）を行うと比較的病巣の範囲がわかりやすくなる。同時に必ず触診を行い、硬結の有無、範囲を診査する。

ヨード生体染色（ヨウ素濃度を高くすれば染色性はよくなるが、粘膜に対する刺激が強く、患者に苦痛を与える。通常ヨウ素として1.2～3％　ルゴール液なら染色性をみながら2～3回塗布を繰り返す）

a：左側舌縁部に、びらんと潰瘍を伴う白色病変があり、触診で硬結が認められた

b：ヨード生体染色にて広範囲な不染域が認められる

※ヨード生体染色：感度は約80％、特異度は約50％

トルイジンブルー生体染色：感度は約85％、特異度は約70％

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舌の触診

視診を行った後、必ず触診を行い、硬結の有無、範囲を診査する。

a：視診で右側舌縁部に潰瘍性病変で周囲に白斑と膨隆がある。

b：舌を前方に牽引し、舌が緊張していない状態で触診を行う。

c：硬結の範囲（黄色の点線）

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舌癌　早期（部切：吸収性縫合補強材）

a：左側舌縁部に1cm大の潰瘍と、その後方にびらんを形成する扁平上皮癌

b：ヨード生体染色：不染域から5mmのところを切開線とした。（硬結なし）

c：舌癌切除後

d：欠損部に吸収性縫合補強材（ネオベール）を適合させ、組織接着剤（ボルヒール）で密着

e：術後2週間の創部

f：術後1カ月半の創部

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舌癌（舌半切：皮弁による再建）

a：左側舌癌：左側舌縁部に潰瘍形成した約3×2.5cm大の硬結を伴う腫瘍

b：造影CT

c：MRI造影T1強調像

d：MRI　T2 STIR

e：MRI造影T1強調冠状断像

f：術後の創部

g：頸部郭清術後（肩甲舌骨筋上郭清術）

h：前腕遊離皮弁による舌再建

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舌癌　進行期（舌亜全摘）

a：左側舌下面から下顎歯肉に浸潤した扁平上皮癌

b：MRI　造影T1強調像

c：MRI　造影T1強調冠状断像

d：MRI　造影T1強調像（頸部の多発リンパ節転移）

e：エコー：頸部リンパ節転移巣

f：PET-CT：原発巣と両側頸部の転移巣にSUVの上昇を認める

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舌癌　進行期（緩和医療）

a：左側舌癌：左側舌縁部〜舌下面に潰瘍形成した5×4cm大の硬結を認める

b：造影CT：左側上内深頸リンパ節に明らかに節外浸潤した転移巣を認める

c：PET-CT：原発巣と頸部リンパ節転移巣に明らかなSUVの上昇を認める

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舌癌の治療アルゴリズム

出典

1: 日本頭頸部癌学会編：頭頸部癌診療ガイドライン2022年版第3版、金原出版、2022, p46.