複数のスクリーニング検査法を組み合わせて摂食・嚥下障害を判別するフローチャートが報告されている。スクリーニング検査法として改訂水のみ検査、フードテスト、嚥下前・嚥下後造影X線写真が使用され、判別のゴールは誤嚥の有無ではなく直接訓練開始の可否、またはVF検査による精査が必要かである。4つの除外条件および3つのチェック項目を設け、除外条件をクリアしない症例は適応外とし、3つのチェック項目をクリアしないものは各項目を修正した後に各スクリーニングテストを行う。
MWST:改訂水飲みテスト
FT:フードテスト
SwXP :嚥下前・後X線撮影法
Modified FT::姿勢調節を併用したフードテスト
I-Tx Indirectly Training and Exercise(食物を使わない間接訓練 Indirect Therapy)
D-Tx Directly Training and Exercise(食物を食べる直接訓練 Direct Therapy)