小児片頭痛診断基準(前兆のない片頭痛)
下線部分は注やコメントをふまえた成人の片頭痛診断基準と異なる点である。年少児の光過敏および音過敏は、行動から推測できるものと考えられる。小児における後頭部痛はまれであり、診断上慎重を要する。
参考文献:
日本頭痛学会・国際頭痛分類委員会編:国際頭痛分類第3版、医学書院、2018.
出典
1:
著者提供
緊張型頭痛の診断基準
小児は成人と同じ診断基準を用いる。
参考文献:
日本頭痛学会・国際頭痛分類委員会編:国際頭痛分類第3版、医学書院、2018.
出典
1:
著者提供
群発頭痛診断基準
小児は成人と同じ診断基準を用いる。
参考文献:
日本頭痛学会・国際頭痛分類委員会編:国際頭痛分類第3版、医学書院、2018.
出典
1:
著者提供
危険な頭痛の簡易診断アルゴリズム
小児では、急な頭痛の発症、徐々に強くなる頭痛、歩行障害、運動障害、眼振などの神経学的所見、嘔吐を繰り返す意識障害を伴う頭痛の場合は、危険な二次性頭痛を疑い、頭部CTやMRIなどの画像検査を行う。
出典
1:
日本頭痛学会編:頭痛の診療ガイドライン2021、医学書院、2021、p22 図1
慢性頭痛の簡易診断アルゴリズム
危険な二次性頭痛を鑑別したのちに、大きくは片頭痛と緊張型頭痛とを区別していく。一般に片頭痛は痛みが強く日常生活に支障を来しやすく、緊張型頭痛はそこまで強い痛みではないが、緊張型頭痛でも頻繁に罹患することで生活に支障を来すことがあり、注意する必要がある。
出典
1:
日本頭痛学会編:慢性頭痛診療ガイドライン2013、医学書院、2013、p24 図2
片頭痛の簡易診断アルゴリズム
小児では片頭痛は特に両側性である。日常生活に支障が出る強い頭痛である。頭痛持続時間を2~72時間としてもよいかもしれない。
出典
1:
日本頭痛学会編:慢性頭痛診療ガイドライン2013、医学書院、2013、p25 図3