学校健康診断による予防・早期発見のガイドライン
神経性やせ症は、早期に見つけ、早期に介入することが治療上重要であり、学校健診の場で「やせ」に気がつくことが必要である。
なお、厚労省の「摂食障害の診療体制整備に関する研究班」が「摂食障害に関する学校と医療のより良い連携のための対応指針」小学校版、中学校版、高等学校版、大学版を完成し、今後「摂食障害全国基幹センター」の情報ポータルサイトからダウンロードできるようになるそうである。
出典
1:
厚生労働科学研究(子ども家庭総合研究事業)思春期やせ症と思春期の不健康やせの実態把握および対策に関する研究班編:思春期やせ症 小児診療に関わる人のためのガイドライン、文光堂、2008
標準体重(5歳以上17歳までの性別・年齢別・身長別標準体重計算式)
肥満度(%)={(実測体重-標準体重)/標準体重}×100
やせ:-20%以下
高度のやせ:-30%以下
出典
1:
生魚薫, 肺元令子, 村田光範: 学校保健における新しい体格判定基準の検討 新基準と旧基準の比較、および新基準による肥満傾向児並びに痩身傾向児の出現頻度にみられる1980年度から2006年度にかけての年次推移について. 小児保健研究 2010; 69: 6-13.