低血糖の臨床症状
成人の低血糖症が血糖値60 mg/dl以下と定義されるのに対し、多くのガイドラインで乳児期以降小児の低血糖は40 mg/dl以下、新生児の低血糖は35 mg/dl以下とされている。しかしながら、実臨床上は45 mg/dl 以下であれば、低血糖症として鑑別診断、治療を行うべきであるし、血糖値が41~45 mg/dlでも低血糖傾向ありとして、丁寧に診療を行うべきである。
出典
1:
『小児内科』『小児外科』編集委員会共編:小児疾患の診断治療基準 小児内科2001;33巻増刊号:194-195. (改変あり)
小児低血糖症の鑑別
出典
1:
Sperling MA: Hypoglycemia, Nelson Textbook of Pediatrics, 21st Edition, Philadelphia, p858, 2020をもとに一部引用、改編して作成