心筋炎を惹起するウイルス
心筋炎を来す代表的なウイルス。エンテロウイルスが多いとされてきたが、アデノウイルス、パルボウイルスも高率に検出されたとの報告もある。
出典
1:
日本循環器学会他編:循環器病の診断と治療に関するガイドライン(2008年度合同研究班報告)、急性および慢性心筋炎の診断・治療に関するガイドライン(2009年改訂版) 、http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2009_izumi_h.pdf (2019年3月閲覧)、班長:和泉 徹、P3 表1、心筋炎を惹起するウイルス
急性心筋炎の診断手引き
症状、徴候が非特異的であることが多い。心筋炎を念頭に置いて診断することが重要である。
出典
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日本循環器学会他編:循環器病の診断と治療に関するガイドライン(2008年度合同研究班報告)、急性および慢性心筋炎の診断・治療に関するガイドライン(2009年改訂版) 、http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2009_izumi_h.pdf (2019年3月閲覧)、班長:和泉 徹、P5 表3、P7 表4、急性心筋炎の診断手引き、内膜心筋生検による急性心筋炎の診断基準
急性心筋炎の心エコー図
心膜液貯留、全周性求心性肥厚、それにびまん性壁運動低下を認める。
出典
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日本循環器学会他編:循環器病の診断と治療に関するガイドライン(2008年度合同研究班報告)、急性および慢性心筋炎の診断・治療に関するガイドライン(2009年改訂版) 、http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2009_izumi_h.pdf (2019年3月閲覧)、班長:和泉 徹、P6 図2、急性心筋炎の心エコー図
急性心筋炎の心電図
T波の陰転化を認める。QRS幅の拡大、ST-T異常、T波の異常、伝導障害に注意。経時的に検査を行い、変化に注意する。
出典
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著者提供
来院時の心電図
完全房室ブロック、QRS幅拡大、ST-T変化を認める。
出典
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著者提供
小児の心筋炎における臨床症状と頻度
出典
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日本循環器学会他編:2023年改訂版 心筋炎の診断・治療に関するガイドライン、https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2023/03/JCS2023_nagai.pdf (2024年3月閲覧)、班長:永井 利幸、P79 表48、小児の心筋炎における臨床症状と頻度参考:Law YM, et al. 2021 478),Saji T, et al. 2012 479),Howard A, et al. 2020 489)より作表