デング出血熱 診断基準
デング熱に加えて以下の4つの基準を満たした場合、デング出血熱として届け出を行う。
出典
1:
感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(感染症法)
WHOのデング熱、重症デング*の診断基準
WHOの2009年のデング熱ガイドラインでは、デング出血熱という分類はなく、デング熱、重症デング
*
のいずれかに分類される。重症デングへ移行を示唆する警告徴候を捉えることが重要である。
*わが国の感染症法における「デング出血熱」とは区別する(参照:[ID0601])。
出典
1:
Dengue: guidelines for diagnosis, treatment, prevention and control- new edition. Geneva :World Health Organization, 2009. p11,Figure 1.4.
デング出血熱症例の皮下血腫
デング出血熱では血管の脆弱化、血小板減少、凝固異常などが原因によってこのような血腫の所見がみられることがある。
出典
1:
Cameron P. Simmons, James Whitehorn, Katherine Anders and Vinh Chau Van Nguyen:Infectious Diseases, 4th ed., chapter133, Dengue and Chikungunya, 1119-1122, 2017. Figure 133-4.
デング熱の流行地域
出典
1:
Cameron P. Simmons, James Whitehorn, Katherine Anders and Vinh Chau Van Nguyen:Infectious Diseases, 4th ed., chapter133, Dengue and Chikungunya, 1119-1122, 2017. Figure 133-1.
デング熱の皮疹
デング熱典型例で解熱後にみられる皮疹で、紅斑の中に白色の正常皮膚が認められる。この所見は「white islands in the sea of red(赤い海に浮かぶ白い島)」と呼ばれている。
出典
1:
忽那賢志先生ご提供
デング出血熱の輸液管理アルゴリズム(代償性ショック時)
出典
1:
Dengue: guidelines for diagnosis, treatment, prevention and control- new edition. Geneva: World Health Organization, 2009. p37, Figure 2.2.
デング出血熱の輸液管理(非代償性ショック時)
出典
1:
Dengue: guidelines for diagnosis, treatment, prevention and control- new edition. Geneva :World Health Organization, 2009. p39, Figure 2.3.