MRI写真
卵管様構造に連続する膿瘍を子宮後方に認める。
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手術により摘出された卵管・子宮
子宮と左付属器は一塊に癒着し、組織は脆弱化している。
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経腟超音波所見
長径13cmの隔壁を有する内部低~等エコーの多房性嚢胞性病変を認める。
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MRI所見
両側付属器に嚢胞様構造を認める。
a:矢状断面
b:水平断面
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手術所見
a:骨盤内に炎症が波及
b:両側卵管炎
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造影CT
子宮頸部の低吸収と子宮体部腹側腹膜に脂肪濃度上昇域を認める。
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骨盤内炎症性疾患の診療のフローチャート
骨盤内炎症性疾患を疑う患者の検査、診断、治療の流れを示す。
問診、診察、検査所見により重要度および部位の診断を行い、治療薬剤および入院の適応について判断する。抗菌薬の投与開始後、臨床症状、検査結果から効果を判定し、さらなる治療の継続・変更等を判断する。
出典
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小山麻希子, 平原史樹: 産婦人科救急のすべて. 付属器炎、腹膜炎. 産婦人科治療 2010; 100 suppl: 368-374.
PID鑑別診断のためのフローチャート
下腹部痛を来す他の疾患の除外診断がPIDの診断には重要である。
出典
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日本産科婦人科学会/日本産婦人科医会編・監:産婦人科診療ガイドライン 婦人科外来編2020、p22, 図1、日本産科婦人科学会事務局、2020.