病態からみた黄体機能不全(luteal phase defect)
黄体機能不全ではさまざまな病因によって引き起こされる。その病因を表に示す。
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黄体機能不全の治療指針
黄体機能を基準体温と血中プロゲストロン値の測定および子宮内膜日付診によって評価する。このうちいずれか1つでも該当すれば黄体機能不全と診断する。治療に当たっては、黄体機能不全の原因を考える。高プロラクチン血症があれば、その原因検索(プロラクチノーマ、甲状腺機能低下症、薬剤性)を行う。明らかな原因がない場合はドパミン作動薬の投与を行う。卵胞発育不全が原因の黄体機能不全の場合クロミフェンの投与を行う。黄体機能不全の原因が明らかでない場合はHCGによる黄体賦活療法や黄体ホルモンの補充療法を行う。
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