急性中耳炎
鼓膜の強い発赤と膨隆を認める。
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急性中耳炎と耳漏
鼓膜が穿孔して耳漏が認められる。鼓膜発赤と膨隆はまだ認められる。
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単純急性中耳炎の鼓膜病態変化 (OMNI cycle)
単純急性中耳炎では、ほぼ一定のパターンで鼓膜所見が進行する。これらの所見から病期を推測する。
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上出洋介,三保 仁,山口展正,他:鼓膜を読む.森山 寛編.メジカルビュー社, 2007; 16-17.
種々の鼓所見病期分類
OMNI cycleに沿って似たような鼓膜所見を示した。
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alligator skin
遷延性中耳炎では鼓膜表面にalligator skin(鼓膜の膨隆と弛緩を繰り返し、鼓膜表面に剥離した表皮が積層する状態)がみられることがある。
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“chicken fat”-like texture
鼓膜内側粘膜の微小感染巣で反復性中耳炎や遷延性中耳炎によくみられる。
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spot
鼓膜内側粘膜の微小感染巣。“chicken fat”-like textureとspotは病理学的な違いではなく見た目の違いである。反復性中耳炎や遷延性中耳炎によくみられる。
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急性中耳炎診療スコアシート
重症度スコアシートは年齢、臨床症状と鼓膜所見によって加点する。
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日本耳科学会,日本小児耳鼻咽喉科学会,日本耳鼻咽喉科感染症研究会編:小児急性中耳炎診療ガイドライン2013年版.金原出版,2013.
小児急性中耳炎症例治療アルゴリズム(軽症)
軽症では3日間経過観察を行う。図中の(注)については[ID0704]参照。
出典
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小児急性中耳炎診療ガイドライン2013年版
小児急性中耳炎症例治療アルゴリズム(中等症)
中等症(スコア6~11点)ではAMPC高用量を3日間投与する。図中の(注)については [ID0704]参照。
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小児急性中耳炎診療ガイドライン2013年版
小児急性中耳炎症例治療アルゴリズム(重症)
重症(スコア12点以上)では①高用量、②、③いずれか3日間投与と鼓膜切開を行う。図中の(注)については [ID0704]参照。
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小児急性中耳炎診療ガイドライン2013年版
小児急性中耳炎症例治療アルゴリズム(注意事項)
治療アルゴリズム内の注意事項
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小児急性中耳炎診療ガイドライン2013年版
急性中耳炎軽症例(右側)
初診時鼓膜所見:発赤(2点) 膨隆なし(0点) 耳漏なし(0点)
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急性中耳炎中等症例(右側)
初診時鼓膜所見:強い発赤あり(4点) 膨隆あり(4点) 耳漏なし(0点)
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急性中耳炎重症例(両側)
初診時右鼓膜は前下象限に水疱がみられる(左上)。左鼓膜は水疱が破れ外耳道にわずかに耳漏がみられる(中央上)。レーザー切開にて貯留液を排泄し症状の軽減を図った(右上、左下)。受診10日後にはほぼ改善している(中央下、右下)。
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