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好酸球性副鼻腔炎と鑑別すべき副鼻腔炎の診断と治療方針

好酸球性副鼻腔炎、アレルギー性真菌性副鼻腔炎では、軽~中程度例では、薬物治療を優先し、嗅覚障害の改善しないものは経口ステロイドを使用する。嗅覚障害の改善しないものや重症例は手術の適応で、術後長期間、経過観察する。
慢性化膿性副鼻腔炎では3カ月のステロイド療法で改善ないものは手術となる。
アレルギー性副鼻腔炎は特に治療の必用なし。
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1: 著者提供

好酸球性副鼻腔炎の範疇

好酸球性副鼻腔炎にはone airway one diseaseであり、しばしば気管支喘息、アスピリン喘息を合併する。
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1: 春名眞一:好酸球性副鼻腔炎の治療update.ENTONI 2009;106:1-5.

好酸球性副鼻腔炎のCT

CT所見で上顎洞より篩骨洞の陰影が優位。
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好酸球性副鼻腔炎の多発性鼻ポリープ

鼻腔中に多発性鼻ポリープを認める。
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好酸球性副鼻腔炎の鼻ポリープの組織像

好酸球優位の炎症細胞浸潤、杯細胞の増生、基底膜の肥厚が認められる。
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好酸球性副鼻腔炎の経口ステロイド薬投与前後の鼻内所見

ステロイドを投与すると鼻ポリープの著明な改善を認めた。
a:経口ステロイド薬投与前
b:経口ステロイド薬投与後
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好酸球性中耳炎の鼓膜所見

好酸球優位の炎症細胞浸潤、杯細胞の増生、基底膜の肥厚が認められる。
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好酸球性副鼻腔炎で副鼻腔内にムチンが存在する。

粘稠性ムチンが存在する場合にはCT軟部陰影で高輝度陰影を示す。
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1: 春名眞一:ステロイド薬の正しい使い方.ENTONI 2005;48:40-48.

アレルギー性真菌性副鼻腔炎

a:片側性副鼻腔炎で粘稠性ムチンが存在しCT軟部陰影で高輝度陰影を示す。
b:グロコット染色で真菌(糸状菌)を証明する。
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好酸球性副鼻腔炎の診断基準

  1. JESRECスコアの合計が11点以上で好酸球性副鼻腔炎の可能性
  1. 副鼻腔組織で400倍視野で70個以上を認めれば確実
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1: 藤枝重治:重症好酸球性副鼻腔炎に対する新しい治療戦略 平成26年度 委託業務成果報告書2015

好酸球性副鼻腔炎の重症度

軽症 中等症 重症に分類
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1: 重症好酸球性副鼻腔炎に対する新しい治療戦略 : 平成26年度委託業務成果報告書 : 厚生労働科学研究委託費難治性疾患等克服研究事業 (難治性疾患実用化研究事業)(2021年12月13日利用)

ポリープスコアー

1~4に分類
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鑑別疾患表

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アスピリン喘息を伴う好酸球性副鼻腔炎

CT所見にて汎副鼻腔炎を認める。
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アスピリン喘息を伴う好酸球性副鼻腔炎

a:鼻内には多発性鼻ポリープを認める。
b:CT所見にて汎副鼻腔炎を認める。
c:術後、鼻閉および嗅覚機能の改善を示し、2年経過し良好なCT所見を有している。
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喘息を伴う好酸球性副鼻腔炎

a:鼻内には多発性鼻ポリープを認める。
b:CT所見にて汎副鼻腔炎を認める。
c:少々の鼻閉あるも、一度改善した嗅覚は再度高度不良となった。CTにて再燃を認める。
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好酸球性副鼻腔炎と鑑別すべき副鼻腔炎の診断と治療方針

好酸球性副鼻腔炎、アレルギー性真菌性副鼻腔炎では、軽~中程度例では、薬物治療を優先し、嗅覚障害の改善しないものは経口ステロイドを使用する。嗅覚障害の改善しないものや重症例は手術の適応で、術後長期間、経過観察する。
慢性化膿性副鼻腔炎では3カ月のステロイド療法で改善ないものは手術となる。
アレルギー性副鼻腔炎は特に治療の必用なし。
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好酸球性副鼻腔炎の範疇

好酸球性副鼻腔炎にはone airway one diseaseであり、しばしば気管支喘息、アスピリン喘息を合併する。
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1: 春名眞一:好酸球性副鼻腔炎の治療update.ENTONI 2009;106:1-5.