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急性咽頭・扁桃炎治療アルゴリズム(小児)

※1)Centor/McIsaacの基準 [表2(出典文献PDF8ページに掲載)]
※2)Centor/McIsaacの基準のほか、周囲(兄弟など)の流行状況
※3)3歳未満では、頻度は少なく、症状が非典型的であるため、積極的にはGAS感染症を疑わないが、兄弟など周囲にGAS感染症の流行がある場合には、検査を考慮する
※4)わが国では、GAS迅速抗原・核酸検査と咽頭培養の双方を施行した場合も、前者のみしか保険算定できない
出典
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1: 保富宗城、他:気道感染症の抗菌薬適正使用に関する提言(改訂版).感染症学雑誌, 2022; 96(Supole): S1-S22. 図4. [https://www.kansensho.or.jp/uploads/files/guidelines/2211_teigen.pdf](2024年6月参照)

急性咽頭・扁桃炎診療フローチャート

急性扁桃炎の診療においては、細菌性かウイルス性かを判断し、重症度を評価する。
出典
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1: 山中昇編:咽頭・扁桃炎のマネジメント.医薬ジャーナル社,2009;p73 図4

ウイルス性咽頭・扁桃炎を疑う所見

詳細な問診と咽頭・扁桃所見からウイルス感染を疑う。
出典
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1: 山中昇編:咽頭・扁桃炎のマネジメント.医薬ジャーナル社,2009;p180 図1

急性滲出性扁桃炎

扁桃粘膜の炎症を主とした病初期である。急性扁桃炎軽症例。
出典
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1: 著者提供

急性陰窩性扁桃炎

扁桃実質のリンパ濾胞が腫脹、化膿し、扁桃陰窩に膿栓が散見される。急性扁桃炎中等症例。
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1: 著者提供

急性偽膜性扁桃炎

扁桃上皮下深部にも高度の炎症性変化が及び、膿栓は互いに融合し扁桃表面を覆い偽膜様を呈する。急性扁桃炎重症例。
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1: 著者提供

ヘルパンギーナ

口蓋垂にアフタを認める。
出典
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1: 保富宗城先生ご提供

扁桃周囲膿瘍

患側扁桃周囲の発赤と腫脹、口蓋垂の健側への偏位を認める。
出典
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1: 著者提供

急性咽頭・扁桃炎の重症度分類(成人)

臨床症状と咽頭・扁桃所見より重症度を評価する。
出典
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1: 保富宗城、他:気道感染症の抗菌薬適正使用に関する提言.感染症学雑誌, 2019; 93(5): 623-642. 表3.

急性喉頭蓋炎

喉頭蓋の著明な腫脹、唾液の貯留を認める。
出典
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1: 著者提供

扁桃周囲膿瘍(右側)

a:右(患側)扁桃周囲粘膜の発赤と腫脹、口蓋垂の左(健側)への偏位を認める。
b:CTでは扁桃深部に形成された膿瘍を認める。
出典
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1: 著者提供

急性扁桃炎:重症例1

受診時の口蓋扁桃所見。口蓋扁桃と咽頭側索表面に偽膜が形成されている。
出典
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1: 著者提供

扁桃周囲膿瘍(左側):軽症例

a:左(患側)扁桃周囲粘膜の発赤と軽度の腫脹、軽度の口蓋垂の右(健側)への偏位を認める。
b:CTでは扁桃深部に微小な膿瘍を認める(矢印)。
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1: 著者提供

伝染性単核球症

咽頭粘膜の発赤と口蓋扁桃の発赤・偽膜形成が認められる。
出典
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1: 著者提供

急性扁桃炎:重症例2

a:両口蓋扁桃に偽膜が形成されている。
b:治癒後の口蓋扁桃所見。
出典
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1: 著者提供

急性扁桃炎:重症例3――扁桃周囲膿瘍即時扁摘例

a:CT画像で扁桃周囲に膿瘍を認めた。
b:即時扁摘により排膿を認めた。
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1: 著者提供

Centorスコア

出典
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1: Clinical practice guideline: tonsillitis I. Diagnostics and nonsurgical management. Eur Arch Otorhinolaryngol. 2016. Table1.

急性扁桃炎

急性扁桃炎は主に口蓋扁桃の急性炎症を示す。咽頭粘膜と口蓋扁桃の発赤と腫脹を認める。
出典
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1: 著者提供

扁桃周囲組織

扁桃周囲膿瘍は扁桃周囲間隙(扁桃被膜と上咽頭収縮筋との間)に膿瘍を形成する。

COVID-19による喉頭炎

咽頭粘膜の軽度発赤と披裂部の発赤・浮腫、下咽頭の唾液貯留を認める。
出典
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1: 著者提供

急性咽頭・扁桃炎治療アルゴリズム(成人)

成人例では臨床症状に基づく重症度も治療選択決定の参考とする。
・Centor、またはMcIsaacの基準で1点以下、あるいは成人の軽症例は抗菌薬治療の対象としない。
・Centor、またはMcIsaacの基準で2~3 点、あるいは成人の中等症ではGAS迅速抗原・核酸検査あるいは細菌培養検査を実施し、GAS陽性例に対して抗菌薬治療を検討する。
・抗菌薬の基本はアモキシシリン水和物である。成人の重症例では非ペニシリン系抗菌薬(セフェム系、レスピラトリーキノロン)も選択薬として考慮する。
・投与期間は、ペニシリン系抗菌薬は10日間を原則とし、セフェム系抗菌薬では5日間投与も選択肢として考慮する。
 
セファレキシンが「手引き」では推奨されるが、セファレキシンが使用できない環境では、他のセフェム系の使用を検討する。
ペニシリン使用後の治療失敗例、再発例では非ペニシリン系抗菌薬(セフェム系、成人例ではレスピラトリーキノロンも含む)の投与も選択肢として考慮する。
伝染性単核症の患者においては、ペニシリン系抗菌薬による発疹の発現頻度を高めるおそれがあり禁忌であるため注意を要する。
出典
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1: 保富宗城、他:気道感染症の抗菌薬適正使用に関する提言(改訂版).感染症学雑誌, 2022; 96(Supple): S1-S22. 図5. [https://www.kansensho.or.jp/uploads/files/guidelines/2211_teigen.pdf](2024年6月参照)

急性咽頭・扁桃炎治療アルゴリズム(小児)

※1)Centor/McIsaacの基準 [表2(出典文献PDF8ページに掲載)]
※2)Centor/McIsaacの基準のほか、周囲(兄弟など)の流行状況
※3)3歳未満では、頻度は少なく、症状が非典型的であるため、積極的にはGAS感染症を疑わないが、兄弟など周囲にGAS感染症の流行がある場合には、検査を考慮する
※4)わが国では、GAS迅速抗原・核酸検査と咽頭培養の双方を施行した場合も、前者のみしか保険算定できない
出典
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1: 保富宗城、他:気道感染症の抗菌薬適正使用に関する提言(改訂版).感染症学雑誌, 2022; 96(Supole): S1-S22. 図4. [https://www.kansensho.or.jp/uploads/files/guidelines/2211_teigen.pdf](2024年6月参照)

急性咽頭・扁桃炎診療フローチャート

急性扁桃炎の診療においては、細菌性かウイルス性かを判断し、重症度を評価する。
出典
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1: 山中昇編:咽頭・扁桃炎のマネジメント.医薬ジャーナル社,2009;p73 図4