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上咽頭癌の特徴的な病理像

a：著明なリンパ球浸潤を伴う未分化な腫瘍細胞

b：EBV転写産物EBERsが腫瘍細胞の核内に褐色のシグナルとして検出される。

出典

1: Mandell: Mandell, Douglas, and Bennett's Principles and Practice of Infectious Diseases, 8th ed. Figure 141-4.

上咽頭癌の頸部リンパ節転移

左上頸部（レベルII）に急激に増大するリンパ節腫脹を認める

出典

1: Mandell: Mandell, Douglas, and Bennett's Principles and Practice of Infectious Diseases, 8th ed. Figure 141-5.

上咽頭癌のMRI所見

黒矢印：内頸動脈を巻き込んで頭蓋内に進展する

白矢印：滲出性中耳炎を認める

出典

1: Paul W. Flint MD:Cummings Otolaryngology: Head and Neck Surgery, Fifth Edition: Elsevier,2010:Figure 102-46

左外転神経麻痺

左側方視にて複視を訴える

出典

1: 著者提供

上咽頭癌患者における左滲出性中耳炎

中耳腔の滲出液貯留を認める

出典

1: 著者提供

咽頭頭底板と破裂孔の解剖学的関係

破裂孔は咽頭頭底板よりも咽頭内側に位置するため、上咽頭癌はRosenmuller 窩から容易に内頸動脈に到達する。

出典

1: 著者提供

天蓋から発生する上咽頭癌

出典

1: 著者提供

海綿静脈洞へ浸潤する上咽頭癌

出典

1: 著者提供

上咽頭癌に特徴的な両側上頸部腫脹

出典

1: 著者提供

症例1の下頸部CT像

両側下頸部（レベルIV）にリンパ節腫脹を認める

出典

1: 著者提供

症例1の上咽頭CT像

上咽頭はローゼンミューラー窩の左右差を認める

出典

1: 著者提供

症例1のMRI冠状断

右海綿静脈洞に陰影を認める（→）

出典

1: 著者提供

上咽頭癌のファイバー所見

左ローゼンミュラー窩に白苔を認めるが、隆起は著明ではない

出典

1: 著者提供

IGS0099のプロトコール

シスプラチンと放射線の同時併用に加え、シスプラチンと5FUによる補助化学療法を行う

参考文献：

Al-Sarraf M, LeBlanc M, et al: Chemoradiotherapy versus radiotherapy in patients with advanced nasopharyngeal cancer: phase III randomized Intergroup study 0099. J Clin Oncol 16:1310-1317. 1998 PMID: 9552031

出典

1: 著者提供

交替療法のプロトコール

放射線治療と同時併用でないため、インテンシティの高い化学療法が施行できる

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1: 著者提供

上咽頭癌の破裂孔から内頸動脈に沿って進展経路

内頸動脈に沿って上行すれば頭蓋底の骨破壊を伴わなくても海綿静脈洞に到達する。

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1: 著者提供

金沢大学における交替療法化学療法1クール目患者用パス

出典

1: 著者提供

上咽頭癌治療の概略（交替療法）

Stage IIを進行癌に分類して化学療法の適応としている

参考文献：

Fuwa N, Kodaira T, Daimon T, Yoshizaki T. The long-term outcomes of alternating chemoradiotherapy for locoregionally advanced nasopharyngeal carcinoma: a multiinstitutional phase II study. Cancer Med. 2015 Aug;4(8):1186-95. doi: 10.1002/cam4.469. Epub 2015 May 20. PubMed PMID: 25991077; PubMed Central PMCID: PMC4559030.

出典

1: 著者提供

交替療法の治療スケジュール

十分な量のシスプラチンと5FUによる化学療法のインターバルを利用して照射を行う

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1: 著者提供