歯周炎患者初診時(37歳女性)
歯肉の腫脹と歯の移動、動揺を主訴に来院、下顎に歯周膿瘍を認め、重症例である。
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歯周炎患者初診時(14歳女性)
前歯部と第1大臼歯部に限局して組織破壊を認める、若年者にみられる歯周炎。
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初診時(2008年8月)
a:正面観
b:上下顎咬合面
c:上顎口蓋則
d:下顎舌側
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初診時のX線写真(2008年8月)
全顎的に歯槽骨の吸収を認めるが、矢印の部分はとくに吸収が著しい。
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初診データ
a:正面観
b:歯周チャート: PD:ポケットの深さ、TM:歯の動揺度、カラーは診査時に歯肉から出血した部位。
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治療経過:43, 44, 45, 46(右下)
再生治療を行ったところ、初診時と比較して骨の再生を認める。
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メインテナンス(2010年6月)
a:正面観
b:咬合面
c:上顎口蓋則
d:下顎舌側
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メインテナンス(2010年6月28日)
a:正面観
b:歯周チャート:初診時と比較してポケットは浅くなり、炎症も緩解している。
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メインテナンス
初診時と比較して明らかな骨の再生を認める。
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血糖値の経時的変化
スケーリング・ルートプレーニング開始時にはHbA1cは6%になり、その後安定している。
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歯肉増殖を伴うケース
a:フェニトイン服用患者(重症例)
b:ニフェジピン服用患者(重症例)
薬剤の副作用により歯肉の増殖を認める。
カルシウム拮抗作用の降圧薬(ニフェジピン)
抗てんかん剤(フェニトイン)
免疫抑制薬(シクロスポリン)
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歯周炎急発に対しての抗菌薬投与
a:投与前
b:投与1週後
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JAID/JSC感染症治療ガイド・ガイドライン作成委員会編:JAID/JSC感染症治療ガイド2019、p273、日本感染症学会・日本化学療法学会
歯周病治療の進め方1
歯周病治療は軽度の場合、簡単な炎症のコントロールで治癒が得られる。中等度になると炎症のコントロールとともに、咬合治療や修復治療、補綴治療が必要になる。
出典
1:
日本歯周病学会編:歯周病の検査・診断・治療計画の指針、p10、2008
歯周病治療の進め方2
症状が重度になると、炎症のコントロールと同時に、多くの症例で見られるように歯が失われて咬合関係が不良になっていることがあるので、その一時的な回復を行う。また、基本治療が終了した時点で、歯周外科が必要になることが多い。歯周環境を整えた時点で最終的な補綴処置などの咬合回復治療を行うことが多い。一連の治療が終了した時点からの定期的なメインテナンスは良好な予後のために必須である。
出典
1:
日本歯周病学会編:歯周病の検査・診断・治療計画の指針、p10、2008