口臭検査条件
口臭強度は1日のなかでも時間帯や飲食、健康状態などさまざまな条件で大きく変動し、起床直後、ついで空腹時が最も強いといわれている。したがって、飲食、口腔衛生活動および喫煙などの影響を排除し、検査条件を極力統一させるため、表に示す検査条件を設定する(飲食、歯磨き後には、真性口臭症の場合でも、口臭が低く検出される可能性がある)。
出典
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米満正美・小林清吾・宮﨑秀夫、ほか:新予防歯科学 第3版上巻.医歯薬出版, 2003;150.
口臭の原因
口臭の原因は、歯科疾患・呼吸器疾患・耳鼻咽喉疾患・消化器疾患・生活習慣があげられます。様々な原因がある口臭ですが、口臭の80%以上は口腔由来であり、その原因物質は揮発性硫黄化合物という物質です。ただし、心因性の口臭も存在します。
出典
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舌清掃
舌清掃は1日1回朝のみ行うようにしましょう。
出典
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舌清掃注意
出典
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洗口剤
出典
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口臭の国際分類
出典
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宮崎秀夫、荒尾宗孝、岡村一彦ほか:口臭症分類の試みとその治療必要性. 新潟歯学会誌 1999; 29:13.
舌苔
舌背に舌苔付着が認められる。このような場合、まず舌清掃を含む口腔衛生指導行う。
出典
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口臭診断プロトコール
TN1:説明および口腔衛生指導(セルフケア支援)
TN2:専門清掃、疾患治療(歯周治療など)
TN3:医科への紹介
TN4:カウンセリング(結果の提示と説明)、(専門的指導・教育)
TN5:精神科、心療内科などへの紹介
※口臭測定の検査条件:表[ID0601]を参考に条件を遵守する。
口臭と口臭症治療の進め方
出典
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日本口臭学会編:口臭への対応と口臭症治療の指針2014、p15、2015.