口蓋膿瘍、歯槽膿瘍
a:左側口蓋部に膿瘍形成を認める。
b:上顎左側中切歯根尖相当部に膿瘍形成を認める。
出典
1:
Ellis E, Hupp JR, Tucker MR: Contemporary Oral and Maxillofacial Surgery 5th Edition. Mosby Elsevier, 2008; 255-280, 2011.
頬部膿瘍
a:頬筋と皮膚の間に存在する頬隙。この隙は上下顎大臼歯から感染が波及しやすい。
B:頬骨弓から下顎下縁まで、また口角から咬筋前縁にかけて腫脹を認める。
出典
1:
Ellis E, Hupp JR, Tucker MR: Contemporary Oral and Maxillofacial Surgery 5th Edition. Mosby Elsevier, 2008; 255-280, 2011. 11
歯性上顎洞炎
左側上顎洞内に不透過像を認める。
出典
1:
Ellis E, Hupp JR, Tucker MR: Contemporary Oral and Maxillofacial Surgery 5th Edition. Mosby Elsevier, 2008; 255-280, 2011.
口腔カンジダ症
口腔内全体に白色病変を認める
出典
1:
著者提供
歯科治療前の抗菌薬の標準的予防投与法(成人)
一般に、抗菌薬の予防投与をするべき歯科処置は、多量の出血を伴う処置であり、抜歯、歯周外科手術、スケーリングルートプレーニング、インプラント埋入手術などである。
出典
1:
中谷敏他:感染性心内膜炎の予防と治療に関するガイドライン(2017年改訂版).2019.
歯性感染症に有効な経口抗菌薬
歯性感染症の原因菌を推定することは可能であり、これらの微生物の抗菌薬に対する感受性はよく知られている。
出典
1:
Ellis E, Hupp JR, Tucker MR: Contemporary Oral and Maxillofacial Surgery 5th Edition. Mosby Elsevier, 2008; 255-280.
感染性心内膜炎高リスク患者における、各手技と予防的抗菌薬投与に関する推奨とエビデンスレベル
感染性心内膜炎になりやすい基礎疾患(高リスク群)すべてに対して、抗菌薬の予防投与が推奨されている。
出典
1:
中谷敏他:感染性心内膜炎の予防と治療に関するガイドライン(2017年改訂版).2019.
口腔内の切開方法
a:頬側皮質骨を越えて口腔前庭部の膿瘍形成に至った下顎小臼歯の根尖病巣
b:膿瘍をメスにて切開
c:切開創から止血鉗子を挿入して、膿瘍の存在するすべての腔を破るように鉗子を開く
d:ドレンを膿瘍腔の底部まで挿入する
e:ドレンを縫合糸にて固定する
出典
1:
Ellis E, Hupp JR, Tucker MR: Contemporary Oral and Maxillofacial Surgery 5th Edition. Mosby Elsevier, 2008; 255-280, 2011.
歯性感染に関連する組織隙
組織学的隙と連絡路を示す。
出典
1:
Ellis E, Hupp JR, Tucker MR: Contemporary Oral and Maxillofacial Surgery 5th Edition. Mosby Elsevier, 2008; 255-280.
歯性感染症に対する管理アルゴリズム
合併症のない歯性感染症を管理するための手順を示す。口腔外科医への紹介基準は、気道合併症が疑われる場合、感染が歯槽部を越えて存在する場合、免疫機能低下状態の場合、全身波及徴候がある場合などがある。
出典
1:
Ellis E, Hupp JR, Tucker MR: Contemporary Oral and Maxillofacial Surgery 5th Edition. Mosby Elsevier, 2008; 255-280, 2011. (改変あり)