頭部浅在性白癬
被髪頭部の皮膚に鱗屑を付け、一部に紅斑を伴っている。
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頭部浅在性白癬
被髪頭部に鱗屑が多数付着し、軽度の紅斑がみられる。折れたり毛包内に黒点として残存する毛髪がみられ、脱毛局面を形成している。
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鏡検像
容易に抜ける毛を抜いて、KOHを滴下し、顕微鏡下に観察。毛髪を取り囲むように胞子と菌糸が観察される。
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培養所見
容易に抜ける毛を抜いて、サブローブドウ糖寒天培地に接種すると、数日でコロニーが現れる。
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ケルスス禿瘡
頭部に波動を触れ発赤した病変が多発しており、一部からは排膿もみられる。
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ケルスス禿瘡(拡大像)
びらん・潰瘍を形成し、鱗屑や痂皮が付着している。
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頭部白癬治療に用いられる経口抗真菌薬の特徴
皮膚真菌症治療に用いられる経口抗真菌薬は、イトラコナゾールとテルビナフィンである。それぞれの特徴を理解して使い分けることが重要である。
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頭部白癬治療のアルゴリズム
頭部白癬の治療を開始するにあたっては、診断の確定が必須である。視診のみで治療を開始してはならない。また、炎症の強い場合、厳密な観察が必要なため、皮膚科医へコンサルトする。
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