小型聴神経鞘腫の造影MRI
左内耳道内から小脳橋角部に突出し脳幹に接する腫瘍を認める。造影効果はやや不均一である。脳幹に接してはいるが、圧排変形は認めない。
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巨大聴神経鞘腫の造影MRI
左小脳橋角部に巨大な腫瘍を認め、脳幹は著明に圧排され第Ⅳ脳室は正中から右に強く変位し変形している(a)。冠状断では側脳室、第Ⅲ脳室の拡大を認め、閉塞性水頭症の存在が示されている(b)。
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右内耳道内腫瘍のMRI、CT
造影MRIで右内耳道に限局する腫瘍を認める。高解像度T2強調像でも腫瘍の存在が判断できる。骨条件中耳ターゲットCTでは右内耳道の拡大が認められる。
a:造影MRIで右内耳道内に限局する腫瘍を認める。
b:高解像度 T2 強調MRIで右内耳道に神経と連続する病変を認める。
c:骨条件CTで右内耳道の拡大所見を認める。
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小脳橋角部髄膜腫の造影MRI典型像
腫瘍はほぼ均一に造影され、幅広く錐体骨後面の硬膜に付着する。付着部近傍の硬膜に造影効果(dural tail sign)を認める。
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三叉神経鞘腫の造影MRI 典型像
右小脳橋角部に複数の嚢胞からなる腫瘍を認め神経鞘腫が疑われるが、腫瘍がメッケル腔に伸びていることから、三叉神経鞘腫と診断できる。
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小脳橋角部類上皮腫のMRI画像典型例
T2強調像では右小脳橋角部に高信号域を認める。
拡散強調画像では同部が著しい高信号を呈し、類上皮腫に特徴的な画像である。
a:T2強調像
b:拡散強調画像
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舌咽神経鞘腫の造影MRI典型像
腫瘍は小脳橋角部から頚静脈孔に連続している。
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小型聴神経鞘腫典型例
MRIでは、左内耳道から小脳橋角部に突出する腫瘍を認める。脳幹とは接していない。
オージオグラムでは、軽度の左観感音性難聴を認める。
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内耳道内限局聴神経鞘腫例
左内耳道内に限局する小腫瘍を認める。
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聴神経鞘腫の診断治療アルゴリズム
後迷路性難聴やめまいの症状で聴神経鞘腫を疑った場合は、MRIを行う。腫瘍否定のためには高解像度T2強調像や造影T1画像が必要である。腫瘍が認められた場合は、腫瘍サイズ、年齢、症状などにより経過観察、定位的放射線治療、外科的摘出を選択する。
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脳幹圧迫を伴わない小型聴神経鞘腫の治療アルゴリズム
65歳を超える患者では、MRIによる経過観察を行い、増大傾向があれば定位的放射線治療を行う。65歳以下であれば、十分な評価を行うとともに患者希望も考慮して、外科的摘出、定位的放射線治療、経過観察を選択する。
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