Jackson test
神経根症との鑑別として行う。頚椎椎間板ヘルニアなどの神経根症のときに陽性となる。
Spurling test
神経根症との鑑別として行う。
Roos test
手技：
患者に、坐位で両肩を90°挙上、外転し、肘を90°屈曲した肢位をとらせ、指の開閉を3分間継続させる。
陽性所見：
上肢の疲労感や疼痛などが誘発されて、この運動を継続不可能な場合、胸郭出口部、特に肋鎖間隙での上腕の神経叢や、鎖骨下動静脈の圧迫が疑われる。
僧帽筋など図示の筋群
頚部から肩甲骨にかけての筋緊張が増加する
胸郭出口症候群
胸郭出口症候群では、神経圧迫と循環障害が主病変である
運動療法
上腕骨のみならず肩甲骨と鎖骨を動かすことが大切である。
単純X線（頚椎）
頚椎X線では、明らかな異常は認められない。頚椎前弯は減少し、ストレートネックとなっていることも多い。
出典
1:
著者提供
頚肩腕症候群の治療の流れ
治療の中心は生活指導と運動療法が重要である。近年、胸郭出口症候群に対する装具療法も行われている。
出典
1:
著者提供
