典型的症例1
母親に抱いてもらい、整復を試みる。悲鳴を上げるが、整復に成功した。
典型的症例2
整復を行う。回外屈曲でクリックを伴って整復された。一応回内屈曲も行った。
受傷原因
半数以上は親などに上肢を引っ張られて受傷している。
受傷後の上肢の外観
前腕回内位でだらんとしている。
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肘内障の病態
輪状靱帯が近位にまくれてしまうことや滑膜のひだが関節にはまりこむことなどで、橈骨が尺骨に対して回内位で固定してしまうことが本症の原因と考えられている。
触診
肘関節、特に外側をよく触診して骨傷の有無などを診察する。
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整復前の状態
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整復時、肘を屈曲する際に逆の手を肘にあててクリックの触知につとめる
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肘内障の整復法
整復法。回外させて屈曲させている。
典型的症例、肘内障
a:来院時の外観。回内位にしている。
b:触診を試みる。痛がっている。
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肘内障、右肘の前腕回内位下垂
a:右肘を前腕回内位でだらりとしている。
b:整復後。肘の屈曲が可能となり、右手でおもちゃを持っている。
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上腕骨通顆骨折であった一例
5歳 男児 肘内障と考え整復操作を行ったが疼痛が取れないとのことで紹介された。レントゲンで通顆骨折があった。可塑性素材で外固定を行い、約3週固定で癒合した。
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肘内障フローチャート
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