新鮮指屈筋腱損傷の代表例
腱縫合術の実際。
新鮮指屈筋腱損傷の代表例
術後5日目。早期自動屈伸訓練の状態。
新鮮指屈筋腱損傷の代表例
術後1カ月。
新鮮指屈筋腱損傷の代表例
術後3カ月。
Zone 2での中指、環指、小指屈筋腱断裂
FDS、FDPともに断裂し、安静肢位で他の指と比べ伸展位となっている。また指の自動屈曲は不可能である。
出典
1:
著者提供
屈筋腱損傷部位の国際分類(示指~小指)
Zone 1:滑膜性腱鞘の遠位部分でFDPだけの部分
Zone 2:FDSとFDPが走行する部分
Zone 3:滑膜性腱鞘の近位から手根管の遠位までの部分
Zone 4:手根管部
Zone 5:Zone 4の近位部分
出典
1:
T. Canale, J. Beaty: Campbell's Operative Orthopaedics, 11th ed. Mosby, 2007
FDS単独損傷
FDS単独損傷では損傷指以外を伸展位にさせて、損傷指の屈曲を命じてもPIPは自動屈曲できない。図は損傷なし。
出典
1:
T. Canale, J. Beaty: Campbell's Operative Orthopaedics, 11th ed. Mosby, 2007
FDP単独損傷
FDP単独損傷ではDIP関節の自動屈曲が不能となる。図は損傷なし。
出典
1:
T. Canale, J. Beaty: Campbell's Operative Orthopaedics, 11th ed. Mosby, 2007
腱縫合法
各種、core suture
出典
1:
T. Canale, J. Beaty: Campbell's Operative Orthopaedics, 11th ed. Mosby, 2007
編み込み縫合
a:standerd graft
b:graft interlacing suture
c:interlacing suture
d:interlacing suture
出典
1:
T. Canale, J. Beaty: Campbell's Operative Orthopaedics, 11th ed. Mosby, 2007
屈筋腱損傷部位の国際分類(母指)
母指のZoneはT1、T2……と表記する
出典
1:
T. Canale, J. Beaty: Campbell's Operative Orthopaedics, 11th ed. Mosby, 2007
2段階腱移植法の一例
陳旧例では、腱鞘損傷が強かったり、腱を移植するスペースがなかったりするので、1段階目で腱鞘を再建し、腱の代わりにシリコンロッド(人工腱)を入れる。2段階目でシリコンロッドを取り除き、腱移植をする。
出典
1:
T. Canale, J. Beaty: Campbell's Operative Orthopaedics, 11th ed. Mosby, 2007
腱縫合法
各種、peripheral suture
早期運動用の手関節および指関節伸展制限用副子
基本的に手関節屈曲10°、MP関節屈曲60°、PIP・DIP関節屈曲0°で伸展制限用副子を作製する。手関節を屈曲しすぎると指の自動屈曲を行いにくくなる。
出典
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早期運動療法のリハビリテーションスケジュール
ラバーバンド牽引による他動屈曲自動伸展訓練をせず、自動屈伸訓練のみをさせる場合は、その項目を消去する。
出典
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早期運動訓練
ラバーバンド牽引による他動屈曲、自動伸展訓練
a:自動伸展(ゴムを健側で緩めて伸展させる)
b:ゴムの牽引力による他動屈曲
出典
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早期運動訓練
自動屈伸訓練
出典
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20歳、男性。ナイフによる小指屈筋腱損傷例(Zone2)の初診時
a:自動伸展
b:自動屈曲。FDPは完全断裂のため小指DIPの自動屈曲運動はみられない。
出典
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腱縫合後6週
a:自動屈曲
b:自動伸展
c:PIP関節の屈曲拘縮に対してsafety pin splintを使用
出典
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新鮮指屈筋腱損傷の治療の流れ
出典
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陳旧性屈筋腱損傷および皮下断裂例の治療の流れ
出典
1:
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