キーンベック病Stage分類
StageⅠ:X線像では明らかな所見を認めない。
StageⅡ:月状骨の硬化像はあるが圧潰は認めない。
StageⅢA:月状骨の分節化、圧潰を認めるが、手根骨の配列異常は認めない。
StageⅢB:月状骨の分節化、圧潰と手根骨の配列異常(舟状骨の掌屈変形)を認める。
StageⅣ:月状骨周囲に関節症性変化を認める。
手関節外観
右手関節背側月状骨部に一致して軽度の腫脹を認める。手関節を軽度屈曲位にするとわかりやすい。発赤、熱感はない。
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手関節伸展制限
右側(患側)の伸展が著明に制限されている。
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手関節屈曲制限
右側(患側)の屈曲が著明に制限されている。
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握力低下
右(患側、利き手側)の握力が著明に減少している。
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単純X線:手関節正面像
月状骨の硬化、圧潰と舟状骨の掌屈回転、橈骨舟状骨間の軽度関節症性変化を認める。尺骨マイナス変異は6mm。
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単純X線手関節正面像
月状骨は硬化、圧潰している。舟状骨は掌屈回転している。
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MRI T1強調像:手関節冠状断
月状骨は全体的に低信号となっている。
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初診時単純X線像:手関節正面
月状骨は硬化、圧潰し、尺骨マイナス変異は2mm。
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初診時単純X線像:手関節側面
月状骨は硬化、圧潰しているが、舟状骨の掌屈変形はない。
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初診時単純CT:手関節冠状断像
月状骨は硬化し、骨折、圧潰を認める。
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初診時単純CT:手関節矢状断像
月状骨は硬化し、中央部での骨折、圧潰を認める。
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初診時単純MRI、T1強調像:手関節冠状断像
月状骨は辺縁以外低信号を呈している。
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初診時単純MRI、T1強調像:手関節矢状断像
月状骨は全体的に一部高信号域の混在した低信号を呈している。
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術後単純X線像:手関節正面
月状骨内に橈骨遠位端背側からの血管柄付き骨移植を行い、橈骨の短縮骨切りを追加した。
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術後単純X線像:手関節側面
月状骨内に橈骨遠位端背側からの血管柄付き骨移植を行い、橈骨の短縮骨切りを追加した。
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術後1年時単純X線像:手関節正面
月状骨、橈骨の骨癒合は完成し、尺骨変異は0である。
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術後1年時単純X線像:手関節正面
月状骨、橈骨の骨癒合は完成している。
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キーンベック病治療の手順
年齢、活動性、画像所見によるstageをもとにした治療法選択法アルゴリズム
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