腕神経叢
腕神経叢の模式図
節前損傷と節後損傷
神経根は上から、正常、節後、節後、節前、節前、節前の損傷を示す。
Horner徴候
右眼瞼下垂、縮瞳、眼球陥凹を認める。T1神経根の節前損傷が疑われる。
出典
1:
Ferri: Ferri's Clinical Advisor 2013,Mosby 2012
ミエログラフィーとCTミエログラフィー
脊髄造影ではC8T1神経根の部位に外傷性髄膜瘤を認め、CTでも髄膜瘤が認められ、引き抜き損傷が示唆される所見である。
a:ミエログラフィー
b:CTミエログラフィー
出典
1:
Browner: Skeletal Trauma, Saunders,2009
waiter’s tip position
ウエイターが後ろ手でチップを受け取るときのようなwaiter’s tip position
出典
1:
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典型的な腕神経叢損傷の麻痺型の見分け方
出典
1:
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腕神経叢
神経根の牽引力による損傷のされ方
麻痺型別再建手術例
出典
1:
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C5、6型節前損傷例
脊髄造影検査で左C5、6根の根糸像の欠損を認め、CTでは左C6前後根の消失と外傷性髄腹瘤をみられたためC5、6節前損傷と診断した。
出典
1:
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C5、6型節前損傷例 術後
副神経を肩甲上神経に胸背神経を腋窩神経に、第4、5肋間神経を筋皮神経に移行して、術後良好な肩肘機能を得られた。
出典
1:
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C5-7型節前損傷例(56歳男性)
a:肩関節固定術後のX線画像
b:肩関節固定術後の肩装具
出典
1:
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C5-7型節前損傷例(56歳男性) 術後
C5-7型損傷に対し肩関節固定術で肘屈曲に対し尺骨神経の神経束の一部を筋皮神経へ移行し再建した。肩甲骨の動きによる上肢コントロールと良好な肘屈曲が得られた。
出典
1:
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腱固定術前後の指の伸展・屈曲
腱固定手術により手指の伸展と手関節背屈が獲得され、指の握りが改善している。
出典
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広背筋移行術後の肘屈伸
移行した広背筋により良好な肘屈曲機能が得られている。
出典
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上腕二頭筋と有茎移行広背筋への肋間神経移行術術後の肘と指の運動
肋間神経移行術により上腕二頭筋と手指屈筋へ有茎移行した広背筋が再建され、良好な肘屈曲と手指屈曲が獲得されている。
出典
1:
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肋間神経移行術術後3年
約7kgの荷物を前腕や手指で提げることができる
出典
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麻酔下の脊髄造影
C6、7、8根の外傷性髄膜瘤がみられた
出典
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肋間神経移行術後4年
肘屈曲は良好であるが、肩は回復不良(左が患側)
出典
1:
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針筋電図によるバイオフィードバック訓練
再生した上腕二頭筋に針電極を刺入して筋収縮をモニターで確認しつつ息をこらえて筋力トレーニングを行っている。
出典
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腕神経叢損傷治療のフローシート
腕神経叢損傷が疑われる患者に対する鑑別診断ならびに治療方針決定のためのフローシート
出典
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