前著者の井本一也先生により考案された、非特異的な症状から、百日咳を鑑別診断に挙げて、伝播を防ぐことを目的としたアルゴリズムである。百日咳における病歴、検査の特性を考えると、アルゴリズムに沿えば確な診断ができるわけではないと述べておられる。
百日咳の確定診断はできないが、他の疾患でも当てはまるものがない場合は百日咳の臨床診断のもと感度の問題から、除外できていない状況と考え、伝染性はない状態にするため、治療薬を内服してもらうことを勧められている。
[ID0602]:咳症状発症からの時期による適切な検査について