はじめに適切な外固定を行い、脊髄二次損傷を予防しながら診察を進めていく。
意識障害がある場合は、原因を確定して先にその治療を行う。
頚髄損傷では、呼吸機能障害の評価を速やかに行う。
神経学的検査は、手際よく順番に全身の評価を行う。
重篤な外傷を合併している場合には、そちらの治療が優先となることが多い。
画像検査時も可能な限り外固定を外さない。
不安定型損傷例・麻痺進行例では、緊急手術の適応である。
非骨傷性脊髄損傷例では、手術・保存いずれかの治療法が選択される。
可及的早期からリハビリテーションを開始する。