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MRI・STIRでの特異的な椎間板性腰痛の探索

起床時痛、座位での腰痛が4週以上続いたため撮影。Modic changeがtype1（実線矢印）、および後方線維輪にHIZ像（点線矢印）を認めた。腰痛ベルトによる短期的な腰椎制動とNSAID　定時服用により、1カ月後には改善した。一方、これらの所見は無症候性の場合も少なからずあることにも留意する必要がある。
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1: 著者提供

Keele STarT（Subgrouping for Targeted Treatment）Back スクリーニングツールの心理的要因に関する評価項目

参考：
Matsudaira K, Oka H, Kikuchi N, Haga Y, Sawada T, TanakaS：Psychometric Properties of the Japanese Version of the STarT Back Tool in Patients with Low Back Pain. PLoS One. 2016 Mar 22;11(3):e0152019, PMID：27002823
Matsudaira K, Oka H, Kikuchi N, Haga Y, Sawada T, Tanaka S. The Japanese version of the STarT Back Tool predicts 6-month clinical outcomes of low back pain. J Orthop Sci. 2017 Mar;22(2):224-229. doi: 10.1016/j.jos.2016.11.023. Epub 2016 Dec 23. PubMed PMID: 28025022.

腰痛の診断手順

主なred flag sign（＊危険信号）
  1. 高齢（場合によっては未成年）
  1. 時間や活動性に関係のない腰痛（安静時痛）
  1. 胸部痛を伴う
  1. 癌、ステロイド治療、HIVを含む感染の既往
  1. 栄養不良
  1. 説明できない体重減少
  1. 発熱
  1. 広範囲に及ぶ神経症状
  1. 高度な脊柱の変形
 
主な心理社会的なyellow flag sign（黄色信号）
  1. 恐怖回避思考・行動および痛みに対する破局的思考
  1. 低い仕事の満足度や低いソーシャルサポート
  1. 苦悩、不安
  1. 抑うつ
  1. 身体化（器質的要因が明確でない頭痛、めまい・耳鳴り、息苦しさ・動機、吐き気や胃痛、下痢といった胃腸の不調といった複数の身体症状など）
  1. 広範囲な痛みの訴え
  1. 補償問題や欠勤の長期化