環椎骨折
軸圧により発生する。破裂骨折はJefferson骨折とも呼ばれる。
出典
1:
Chapman, Jens R, MD, Bransford, Richard J, MD: Spine Secrets Plus. 367-375.
歯突起骨折(Anderson分類)
Andersonの分類。
TypeⅠは歯突起先端部の骨折。TypeⅡは歯突起頚部の骨折、不安定型の骨折。TypeⅢは骨折線が椎体に及ぶもの。
出典
1:
Chapman, Jens R, MD, Bransford, Richard J, MD: Spine Secrets Plus. 367-375.
外傷性軸椎すべり(Levine分類)
Levineの分類。
TypeⅡ、TypeⅡ-A、TypeⅢで大きな前方転移を伴うものや、両側または片側のC2/3椎間関節脱臼を伴うものは不安定型損傷であり、手術が選択される。
出典
1:
Chapman, Jens R, MD, Bransford, Richard J, MD: Spine Secrets Plus. 367-375.
3D-CTA(3D-CTアンギオグラム)
椎骨動脈(赤)の走行異常の有無、動脈径の左右差などを観察する。
出典
1:
著者提供
症例1 歯突起骨折 術前画像
a:X線側面像(中間位)
b:正面像開口位
c:CT矢状断再構築像
d:CT冠状断再構築像
出典
1:
著者提供
症例1 歯突起骨折 術後画像
a:X線側面像(中間位)
b:CT矢状断再構築像
c:CT冠状断再構築像
出典
1:
著者提供
症例2 関節リウマチ、環軸椎亜脱臼 術前画像
a:X線側面像(前屈位)
b:X線側面像(後屈位)
c:CT冠状断再構築像
d:MRI矢状断T2強調画像
e:MRI水平断T2強調画像(環軸椎間高位)
f:3D-CTA
g:CTA矢状断再構築像(右椎弓根部)
出典
1:
著者提供
症例2 関節リウマチ、環軸椎亜脱臼 術後画像
a:術後2年6カ月頚椎X線側面像(中間位)
b:術後6カ月頚椎MRI矢状断T2強調画像
出典
1:
著者提供
症例3 関節リウマチ、軸椎下亜脱臼 画像
a:X線側面像(前屈位)
b:X線側面像(後屈位)
c:MRI矢状断T2強調画像
d:CTミエログラム矢状断再構築像
e:術後X線側面像(中間位)
出典
1:
著者提供
症例4 Down症候群、術前画像
a:X線側面像(前屈位)
b:X線側面像(後屈位)
c:CT矢状断再構築像
d:MRI矢状断T2強調画像
出典
1:
著者提供
症例4 Down症候群、術後画像
a:術後2年頚椎X線側面像(前屈位)
b:術後2年頚椎X線側面像(後屈位)
c:術後1年頚椎CT水平断像(環椎外側塊高位)
d:術後1年頚椎CT水平断像(軸椎椎弓根・椎弓高位)
出典
1:
著者提供
症例5 Down症候群、画像
a:X線側面像(中間位)
b:X線側面像(前屈位)
c:X線側面像(後屈位)
出典
1:
著者提供
症例6 環椎頭蓋癒合、術前画像
a:X線側面像(前屈位)
b:X線側面像(後屈位)
c:CTM矢状断再構築像(環椎後頭骨癒合部)
d:CTM矢状断再構築像(正中)
e:MRI 矢状断T2強調画像
出典
1:
著者提供
症例6 環椎頭蓋癒合、術後画像
a:術後6年頚椎X線側面像(中間位)
b:術後6年頚椎CT矢状断再構築像
c:術後5年頚椎MRI矢状断T2強調画像
出典
1:
著者提供
症例7 歯突起骨 画像
a:X線側面像(前屈位)
b:X線側面像(後屈位)
c:CT矢状断再構築像
出典
1:
著者提供
症例8 環椎後頭骨癒合、非リウマチ歯突起後方偽腫瘍 画像
a:X線側面像(前屈位)
b:X線側面像(後屈位)
c:CT矢状断再構築像
d:CT 3D再構築像
e:MRI矢状断T1強調画像
f:MRI矢状断T2強調画像
g:MRI水平断T2強調画像
出典
1:
著者提供
症例9 非リウマチ性歯突起後方偽腫瘍 画像
a:X線側面像(前屈位)
b:X線側面像(後屈位)
c:MRI矢状断T1強調画像
d:MRI矢状断T2強調画像
出典
1:
著者提供
症例10 アテトーゼ型脳性麻痺に伴う頚髄症 画像
a:術前X線側面像(前屈位)
b:術前X線側面像(後屈位)
c:術前MRI矢状断T2強調画像
d:術後X線側面像(中間位)
出典
1:
著者提供
症例11 転移性脊椎腫瘍
a:術前CT矢状断再構築像
b:術前MRI矢状断T1強調画像
c:術後X線側面像
出典
1:
著者提供
症例12 脊髄腫瘍
a:術前MRI冠状断T2強調画像
b:術前MRI水平断T2強調画像
c:術後MRI冠状断T2強調画像
d:術後MRI水平断T2強調画像
出典
1:
著者提供
症例13 crowned dens症候群
a:CT水平断像1
b:CT水平断像2
出典
1:
著者提供
症例14 Arnold-Chiari奇形、脊髄空洞症 MRI画像
a:単純MRI T2強調画像 矢状断像
b:単純MRI T1強調画像 矢状断像
出典
1:
著者提供
症例15 環軸椎変形性関節症 X線、CT像
a:X線 頚椎 側面像
b:X線 頚椎 正面像(開口位)
c:CT 頚椎 矢状断再構築像
d:CT 頚椎 冠状断再構築像
e:環軸椎椎間関節ブロック(正面像)
f:環軸椎椎間関節ブロック(側面像)
出典
1:
著者提供
上位頚椎の病変の診療の流れ
出典
1:
著者提供
上位頚椎の病変の診断
出典
1:
著者提供
上位頚椎の病変の治療方針の概要
神経症状を有し、画像検査で異常所見がある場合:
手術を検討する。
症状は局所の痛みのみだが、画像検査で異常所見がある場合:
保存加療を行う。保存療法には、投薬、局所注射、頚椎軟性カラー、フィラデルフィアカラー、アドフィットカラー、アドフィットブレース、ハローベスト、グリソン牽引、頭蓋直達牽引などがある。痛みが遷延する場合は疾患により手術を考慮する。なお、保存療法にて骨癒合が得られにくいと判断されるタイプの骨折や(例:Anderson typeⅡの歯突起骨折)、脊髄の圧排がみられる脊髄腫瘍等、疾患により早期から手術を検討することがある。
無症状だが、画像検査で異常所見がある場合:
外来定期診察を行う。ただし、脊髄の圧排がみられる脊髄腫瘍等、疾患により早期から手術を検討することがある。
出典
1:
著者提供