ベッドにフレームを組み、移動滑車にグリソン係蹄を取り付け、牽引する。
患者自身が滑車を動かし、体位を調節でき、牽引方向や牽引力(重量)を個々の患者が変更できる。
重量は最小3 kgから最大10 kgの範囲。
頚椎の肢位は約10°~20°の頚椎屈曲位を保持することが重要。
1日に3~4時間施行、1回の牽引時間は最大1時間。
慣れるまでは、最初は15分間から開始。
症状悪化する場合は即中止。
牽引時間以外は頚椎装具により頚椎を固定、夜間睡眠時は行わない。
四肢の筋力増強訓練、手指巧緻運動訓練を行う。
治療期間は1カ月から2カ月が限度。