特発性側弯症、立位単純X線写真正面像
13歳女性。視診では、右肩が2cm高く、ウエストラインの非対称性を認めた。胸椎に右凸のカーブを認め、T6-L1のcobb角は58°であった。
手術的治療(後方矯正固定術)を行い、T6-L1のcobb角は11°に改善した。
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思春期特発性側弯症、立位全脊柱X線正面像
13歳女性、T6-L1でCobb角58°の側弯を認める。
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先天性側弯症
4歳女児、腹部X線で腰椎の異常を発見され、紹介受診した。L4とL5の間に半椎を認める。受診時は体幹の変形はなく、画像上も脊柱のバランスは良いが、今後の成長に伴う変形の悪化に注意が必要である。
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視診のチェックポイント
左右の肩の高さを比べる。ウエストラインが左右対称か確認する。
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Ferri’s Clinical Advisor 2013, 1st ed. Figure 1-413
肋骨隆起の観察
胸椎にカーブがある場合には、カーブの凸側に肋骨隆起が生じる。両手を合わせた状態で、体幹を前屈させて観察する。
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Ferri’s Clinical Advisor 2013, 1st ed. Figure 1-413
神経線維腫症の皮膚所見
5歳男児、神経線維腫症の伴う脊柱側弯症の患者。皮膚に多数のcafé au lait spotを認める。
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視診のチェックポイント
左右の肩の高さを比べる。ウエストラインが左右対称か確認する。
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Ferri’s Clinical Advisor 2013, 1st ed. Figure 1-413
肋骨隆起の観察
胸椎にカーブがある場合には、カーブの凸側に肋骨隆起が生じる。両手を合わせた状態で、体幹を前屈させて観察する。
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Ferri’s Clinical Advisor 2013, 1st ed. Figure 1-413
姿勢異常の診断アルゴリズム
特発性側弯症(胸椎カーブ)の立位全脊柱X線正面像
胸椎にカーブを認めT6-L1のcobb角は58°であったが(a)、後方矯正固定術により、T6-L1のcobb角は11°に改善した(b)。
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特発性側弯症(腰椎カーブ)の立位全脊柱X線正面像
T11-L3にCobb角50°の腰椎カーブを認めた(a)。前方矯正固定術により、Cobb角は0°に矯正された(b)。
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長年の放置により変形が進行した特発性側弯症の立位全脊柱X線正面像
特発性側弯症は、思春期には痛みなどの自覚症状を伴わない場合が多いが、変形を放置すると、変形や加齢性変化が進行し重大な機能障害を招くことがある。
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